クロニクル_写真

【映画】『クロニクル』 感想

ある日、超能力を手に入れたら、あなたは何をしますか?

こんにちは、ユウキチのウッチーです。

今日は『クロニクル』という映画をご紹介したいと思います。

最初に言っておく!

これはかーなーり、現実離れしたSF映画です!


・SFバトルもの映画が大好き!

・カメラ視点のPOV形式映画って緊張感あるよね!

・最近忙しいからそんな長い映画は見られないよ

・現実ではありえない力を手に入れてしまった人間ってどうなるんだろう

みたいな人にお勧めです。

時間にして86分の映画なので眠くなるまでもなくサッと見られます。


まずはネタバレにならない程度にあらすじを。

始まり

主人公・アンドリューは鬱屈とした毎日を送っていました。

※ハンドパワ~(笑)

毎日朝から酒を浴びるように飲み、気に入らないことがあるとアンドリューに暴力を振るう父親。

身体が弱く、病気のせいでベッドで横になっていることしかできない母親。

学校に行けばアンドリューにちょっかいを出してくるいじめっ子もおり、そんな環境からか、アンドリューは暗く、自分に自信がない性格でした。

ある日アンドリューは、ビデオカメラを購入します。

「これで毎日撮影するんだ」と意気込み、自宅のみならず、学校内でも撮影するようになりました。しかし、それも周囲から気味悪がられ、興味を持ったのはいじめっ子だけ、挙句の果てにはカメラを壊されそうになってしまう始末。

そんな彼を毎朝学校まで一緒に行ってくれる存在がいました。

いとこのマットです。

※うぉー!なんか嬉しそうですね

彼はいつも一人でいるアンドリューの為にパーティーに誘います。

拒否するアンドリューでしたが、半ば強引に連れてこられるも、やはりその場の空気に馴染めず、外にいると「カメラを貸してくれないか?」と話しかけてくる人物がいました。

同級生のスティーブです。

※後ろに何かいますね、嘘です。

彼は生徒会長にも立候補するなど、校内でも人気がある人物でした。

「近くでクールなものを見つけて、撮影したいんだよ」

渋々ついていくアンドリュー。そこには人一人が余裕で入れる大きさの大穴が。現場にはいとこのマットがいました。

スティーブとマットは大穴へ入って行ってしまいます。帰るに帰れないアンドリューも大穴の中へ。

仲は数十メートルも続いており、最深部には光り輝く「何か」が……。

覚醒

数日後、三人は「とある実験」の撮影の為、カメラを回していました。

マットがスティーブにボールを投げます。そのボールは通常考えられない動きをして、スティーブの顔面に直撃しました。

続いて、スティーブがアンドリューの顔めがけてボールを投げます。ところが、ボールはアンドリューの目の前でピタッと静止してしまいました。

続いて、マットが一切手で触れることなくレゴブロックを組み立ててしまいました。

そう、彼らには念動力のような超能力が覚醒してしまったのです。

片手で軽く持てるぐらいのものだったら、触れなくとも浮かせることができるようになりました。

それからアンドリュー、マット、スティーブの三人は同じ秘密を共有する良き友人同士となります。

※手にフォークを突き刺してもだいじょ~ぶ!

学校ではいつも一緒。授業が終わると、「もっと色んなことができないか」と街に繰り出し、能力の開発に励む日々。

しかし、そんな楽しく充実した日々も長くは続かず……。


ざっくりとした感想

はい、ここまでクソ面白くない文章を読んでいただき、誠にありがとうございます。

映画を見た感想ですが、「物を浮かせられるなんて便利だなぁ」というのが大きかったです。

例えば部屋で掃除機をかける時、床に物があると邪魔じゃないですか。

そんな時に使えたら便利だなぁって(発想が貧困すぎる)。

そんなアンドリュー達、ゆくゆくは空を飛べるようになります。

人類の夢ですね、通学も車を使わなくなります、羨ましい限り。


念動力といえば、『ONE PIECE』にも似た能力者がいましたね。フワフワの実の能力者、『金獅子のシキ』です。彼は自身と自身が触れたものは生物以外であれば自在に動かすことができます、生物以外は。

しかし、今作の能力は生物にも有効です。

ムカつくいじめっ子の四肢を引きちぎることもできます。アンドリュー曰く「実際に持つイメージを思い浮かべながら使うと浮かせることができる」とのこと。抜歯のイメージを持てば、相手の前歯を引き抜くこともできるわけです(さっきから怖いねん、四肢とか歯とか)。


そして、今作では息子に暴力を振るう父親とか、とかく絡んでくるいじめっ子とか、人気者になった途端近づいてくるビッチとか、とにかく治安の悪さが目立ちます。

何なんでしょう、風都か神室町か何かなんでしょうか。


しかし、アンドリューにとって良心とも呼べる存在はいくつかあります。

まずは母親。彼女はベッドシーン(おいやめろ)か車いすに乗って外出しているシーンの2パターンしか出演がないものの、アンドリューがカメラを買った時にそのことを気味悪がらなかった唯一の人間でした。なんだろう、この世界の住人達、カメラ嫌いすぎない? とにかく、アンドリューに優しい女性でした。もう女神みたいな人。


いとこのマットも良い奴だった……。

マットは常に「力」に対して過信することもなく、「もっとこの力を使いたい」派のアンドリューとは対照の考えを持っていました。

「力」に関するルールを決めておこうと言い出したのも彼が最初でしたし、メンタル的に弱いアンドリューを気にかけ、最後は……。


アンドリュー達の学校生活にはそこまでフォーカスされず、あくまで「今まで普通の高校生だった主人公が、突然超能力を手にしてしまったらどうなるのか」という部分に焦点を当てた物語でした。


場面によっては流血表現があるので、苦手な方はご視聴の際にはお気を付けください。


それではまた。


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