架空の展示会「彼女はお金の使い方を間違えてる」
ジュエリーになど縁のない生まれ育ちの人間が、だたダイヤモンドや真珠を与えられたらどうなるのか、というインスタレーションをやってみたい。
それは富の民主化といえるのだろうか?
コンビニコーヒーのテイクアウト。ファミマのカフェラテが好き。
オーダーメイドのホルダーを使うのがお気に入り。
ダイヤモンドが一粒きらめく(本革、0.3カラット。20万円税別)
コンビニのお弁当をダイヤモンド付きの箸で食べる休みの日
(1膳5.2万円税別)
カレーの材料費のレシートと、節約クッキング。
サファイヤのついたカレーで汚れたスプーン
(純銀製・8万円税別)
もちろん、商品は買えます('ω')
どれも買おうと思えば買えるお値段のものにすることもできるので(3万円とか)、その気になればみんな展示と同じことができる。
富は民主化するのだろうか。
富の民主化とは、どういう状態なのだろうか。
富とは何か。
宝石なのか。値段なのか。それとも、生活水準か。
民主化における最大の富とは「支持」だと思う。
大っぴらに富をひけらかすと、支持を失う。つまり民主化した世界ではやっかまれる。富を失う。
宝石や貴金属に価値はあるのか、ないのか。
本当の富とは、どこにあるのか。
その富を発露させるのは、なんなのか。
正月飾りに大珠真珠をたくさんぶら下げたり、洗濯ものを干すやつに宝石を飾ったり。
チープなものをゴージャスな素材で作る、ファビュラスジョーク。
本気でやれば、1個200万円のゴミ箱とか全然作れちゃうけど。
もっとチープなものがいいな。塩コショウセットとお醤油さしとお箸にダイヤモンドを付けた、ゴージャス食堂(3万でも出せるけど、プラチナで作って1億円とかも可!)。
意外に「ダイヤモンド付きのお箸、欲しかったのよー」という人もいるかもしれない。少なくとも私は欲しい。納豆ご飯とか食べたい。
そんなものを販売しつつ使っている日常の様子を写真にして展示したり、高級品がもつギャップを感じて楽しみたい。
「彼女はお金の使い方を間違えている」
それはお金持ち層からも、お金持ってない層からも言われるであろうコメント。全く真逆の使い方を提唱する両サイドが、その点においては同意をするという、共通点をあぶりだす意地悪なユーモア。
そして本人はとても幸せな選択をしたと思っている、すべてがかみ合っていない状況こそ、私は平和ってやつだと思うんだよ。
来年はそんな展示をやってみたい。
サブタイトルは、「豚に真珠は必要悪」とかかな。
そうすると中立性が失われるかな。
考えているのが楽しいな。