『ファビュラス・ハラスメントの夜』
ジュエリー展「彼女はお金の使い方を間違えている」のオープニングパーティーは、ファビュラス・ハラスメントをテーマにしたい。
自分は質素でいいと思っている人に高価で贅沢な体験を強要する、ファビュラス・ハラスメント。
もちろん、造語です(`・ω・´)!
ファビュラスといえば、日本では叶姉妹の専売特許ですが、一夜限りのファビュラス体験をみんなでしようじゃないか!
というテーマでやりたい。
キャビアやシャンパンが飛び散るホストクラブみたいな感じ……?
なんだか想像ができないのだけど、いまの私たちにできるものが一番いいなと思うので、ちょっとイメージは違うかも。
でもお札が飛び交う空間にしてやるぞ!
私や主催者側は数十万~100万円のネックレスをじゃりじゃりつけて、ティアラとかもてんこ盛りに。
ダイヤのついたプラチナのクリップで止めた書類を片手に司会進行。
開催できた事へのお礼と、現代アートも、消費者に追随する小売業のスタイルも、ジュエリーに対する価値観も、全部皮肉を投げつけて、バラの花に書き換える、そんなファビュラスハラスメント。
入場者には、お札を最低1枚(種類は問わないし、1枚以上でもいい。ただし日本円で)と薔薇の花を最低1本(それ以上でも可)を持ってきてもらうようにしよう。
お札は使い方をあとで説明しますが、バラの花は途中で必ず誰かと交換すること。
でもなー、予定しているの、夏だから、生花はどうなるかな……
最高に素敵な色艶だけどでこぼこで穴だらけの真珠をつなげたネックレス。
つけていく場所なんかないティアラ。
防犯と安全には留意して、いろんな人に見てもらえるように……
作品の説明と、クラウドファンディングのお礼、ネックレスやティアラも販売しましょう!(真珠は個性的な珠を使うからどれも1点ものに近いけど)
ファビュハラな夜。
美しくても何の役にも立たない。
高価でも、その値段と釣り合わない。
それと対峙した時、自分の中に起こる感覚、嫉妬や苛立ち、卑下、過剰な崇拝、無関心さを装う事、憎しみや悲しみ。
そういう部分を刺激するのだから、十分それはハラスメント=いやがらせと言い得る。
なんであなたはその素敵なものを手に取らないの?
お金がないの?
自分はそれに似合わないと卑下しているの?
こんなもの理解できない、とバカにして逃げているの?
ねえ、なんでかな?
そんな意地悪で、豪華で贅沢で、それが手に取れる絶望的な気持ちにさせる夜を作りたい。
ああ、でも大富豪は「チープwww」って笑うかもね。