旅行に行きたい<旅行グッズが欲しい
前回も書いたこのnoteの通りですが、旅行に行きたい。
というか……
旅行に行くための道具を見ていると、なぜかすごくぞわぞわとしませんか?
無印良品のトラベルグッズコーナーとか楽しくないですか?
あれ、なんなんでしょうね。
出張的な国内移動が増えそうなことで、参考資料としてパッキングやかばんの選び方のガイドになればと思ったこちらの本が最高過ぎて、完全に頭がそっちに持っていかれている気がしてなりません。仕事が!おろそかに!
ほんとに素晴らしい…ガイドブックって旅先のお店(どうせ土産物店が旅行会社と談合した内容なんだろ?みたいな)紹介ばっかりですが、こちらのムックの特筆すべきは、もっていく荷物の選び方について鋭く的確な解説が本当に最高です。
アウトドア用品を多用、赤ちゃん用バッグ、今まで考えた事もないものを次々紹介されていて、思わずひとつづつ調べてしまいます。
100均で買える便利グッズではなく、1枚数千円以上するTシャツとかがちゃんとした理由とともに紹介されている。
そのせいで、いま旅行に行く訳でもないのに(いや行くけど)旅行グッズがほしくてほしくてもだえています。
あれもこれも買いたい。買い替えたい。
早速、リュックサック(タウンユース)を選び、スーツケースは後回しにして、あれとこれと…。
化粧品の圧縮計画も念頭に買い替え計画。
トラベル化粧は、時短&落ちない。何のための化粧かを考えると写真写りのため!!という身もふたもない結論に達したわけですが…。
あれもこれも欲しい。すごく欲しい。
ミニマリストという考えは結構好きというか、震災直後一番読んでいた本は、ドミニク・ローホー氏の「シンプルに生きる」という本で、地震の前に買っていたんだけど、すごく不安な状態の中、震えながら冷えた布団の中で読んで心を落ち着けていた。
そういえば、ローホー女史も旅行が好きでトラベルグッズがたくさん紹介されていた。
旅行に行けるくらい少ない持ち物で暮らすっていいよ、という内容で(かなり誤解を招く省略)、とてもおもしろかった。
とにかく一本筋が通った考え方で、この域にくるのはかなり難しいなあという「女の生き方のテキスト」みたいな趣もあって(白洲正子とかに似た感じ)、簡単にそこに行けるわけじゃないレベル。
フランス人で日本文化を研究して、という時点で、飛び越える力がそもそもある人という感じがする。そして、飛び越えていくための方法として、モノを少なく整える考え方を研鑽していったかのようにも見える。
けど、卵が先か鶏が先かで迷っている暇はないのです。
私は片付けが下手なタイプなので、モノをがっさりと手放すことで身辺をきれいに保つ方法を身に着けてきた節もあるので、モノの少なさは常に念頭に置いている。
でも、足りなかったのは、もっと自分が能動的に動いていく時にそれらは役立つか?という視点でした。
そう、旅行のようにカバンを引っ張って空港まで行く、ホテルにいく、またしまう、みたいなあれこれ。つまり動き回った時に、それは役立つか?という視点です。
その時に、100均便利グッズが役立つか?といえば、そんな弱っちいものが使えるかボケ!せめて1万円使え!金で買える命なら買え!みたいな現場視点が足りていなかった。
10gでも20gでも軽いものを選べとか、
安全性と便利さを重視してなおかつ身ぎれいな服の選び方とか、
ほんと言われなきゃわからなかった。
なんて私ってバカだったの、当たり前じゃない!
という事がやまほど。
国内出張のおかげで、急に世界が開けて見えてきました。
でも飛行機に乗るのって相当体力を消耗することなので、今から国内便なのに緊張している始末。海外に行くのも、まずその飛行機という点でめちゃくちゃ気が重くなる……。
が、とにかく今は、ウキウキと旅行グッズを戦闘態勢になるよう組み替えて、離島に行く準備をしています。
そして、近いうちに香港とかに行けたらいいなあ。
実は香港は、微妙に所縁のある土地でもあり。いったことはないけど。
香港とサンフランシスコにそれぞれ従妹たちが住んでいて、彼女たちはどうしているかわからないけどサンフランシスコの従妹はアメリカ人と結婚しているし、香港の従妹は一度日本に帰ってきて同じ高校に通ったあと、北京大学に進学している。
なんでだか、海外に行っている血縁の女たち。
妹もカナダ人と結婚したみたい(絶縁状態なのでよく知らない)。
私だけは、外国語を学ぶ気も起きず、飛行機に乗ると圧倒的に具合が悪くなるというボーダーをこえられない呪いにでもかかっているらしい。
そして旅に出る事もなく、せっせと旅行グッズを買い集めるのだ。
つよく生きていきたい。