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取材報告・支出と成果(2022/12/4-12/7)

頂戴した金銭なので、支援後の支出と成果に関して、こちらで報告したいと思います。本格的に取材成果を書き上げるのは本になるので、当記事は簡易的な報告になりますが、ご容赦下さい。また、取材テーマとは外れますが、自分なりのコストカットの工夫などもご報告します。

後述していますが、小さくない成果が得られました。ご支援ありがとうございました。

支出

旅費交通費

  • 交通費:21,480円(東京〜近畿間往復、近畿エリア内での移動)

  • 宿泊費:8,280円(三泊四日)

計:29,760円(※近距離間の運賃など1,000円未満の少額コストは割愛)

東京〜近畿間の移動はぷらっとこだまを利用しました。東京〜新大阪間だと、のぞみ料金より片道3,700円ほど安くなります。(繁忙期以外)

三泊四日の割に宿泊費がだいぶ安く上がりました。旅行支援を使えたことと、新今宮周辺の安宿、名古屋では「ビジネスホテル西」さん(一泊2,300円)に泊った点が大きいです。ビジネスホテル西さんはアメニティの提供がなく、バス・トイレは共有など、一般のビジネスホテルと比べると利便性に見劣りしますが、駅チカのロケーションで破格の安さ。楽天トラベルなどにも掲載されていないので、繁忙期にも予約が取りやすいです。新今宮周辺の安ホテルに慣れている方なら充分です。ご主人も優しい。

東京近畿間を移動すると、どうしても片道10,000円は掛かり、予算が膨らんでしまうのが難点です。できるだけ1回の取材で多く成果が得られるよう、スケジューリングしますが、話を聞くことで初めて得られる手掛かり・成果もあるので、インタビューのある日はあまり詰め込みすぎないようにしています。実際に今回も面会が次の取材に繋がりました。

主な成果

大阪府

12/5に大阪市で飛田新地料理組合様を訪ねました。私の取材テーマである『遊女の墓』の趣旨を説明し、取材と本に書くことのお許しを貰いました。新地内南方エリアにある供養碑や、和歌山県某所にある供養塔(今年8月に撮影済)について訊ねました。また近日中に関連した催しがある旨を組合長・徳山氏がご教示くださり、こちらの撮影許可も頂戴しました。追加取材する予定です。

新地内南方エリアにある観音像(供養碑)と提灯、撮影・渡辺豪、無断転載禁止

奈良県

12/6に奈良県大和郡山市で、遊女墓の調査を行い、遊女慰霊碑2基、楼主の墓石群と関連史跡を見つけました。遊女慰霊碑2基のあった寺院でお話を聞きましたが、「なにぶん昔のことで、伝わっている話はない」とのお返事。また、洞泉寺脇にある源九郎稲荷神社・氏子総代の中川氏にインタビューしました。中川氏は洞泉寺遊廓の娼家に生まれ、楼主のお父上に持つ方です。主に戦後の話を伺いました。

飛田新地の慰霊碑に関しては、戦前の建立ということもあって、職員さんに手伝って貰い、名簿なども探したのですが、今回のインタビューでは経緯を明らかにすることはできませんでした。ただし組合様を通じて、寺院関係者にもお話を聞けることになりましたので、こちらに期待したいです。

成果と同時に宿題も沢山発生しました。

事前に情報提供して下さった方や、現地で対応して下さった関係者の皆様には深くお礼申し上げます。

引き続きご支援お願いします。

※ヘッダー画像(岡町の娼婦を弔う慰霊碑、撮影・渡辺豪、無断転載禁止)



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