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「こっちの世界に来なさい」と、呼ばれた日。


運命がごろっと音を立てて
綺麗に繋がっていく様子は、
まるで目の前に長い長い絨毯が引かれたみたいだ。

自分のために用意された道、
ここを通りなさいと言わんばかりに。


今回の満月のエネルギーは
すこぶる強かったのか、
わたしは24日当日含む数日間、
ほんとうに自分でびっくりするくらい
不安定すぎるエネルギーの中を生きていた。

何より、前2日はとにかく眠い。
重たい制作課題の〆切が終わった途端に
お疲れさまと言わんばかりに来る生理と、
尋常じゃない眠たさに耐えきれず、
学校が午後から始まるのを良いことに、
2日連続で12時間も寝た。

さすがにこんなに身体が睡眠を求めるのは
珍しいので、満月付近でのその意味を調べると

「これから膨大なエネルギー消費をする前の、睡眠準備」

なんて言葉が出てきたから、
ああなるほどと察する。

それから色んな出来事が絡みながら
ほぼ毎日のように大粒の涙が溢れてきて号泣し、
それぞれ現実的な理由がくっついてるふりをして、
実際はもっと深いところに存在していることに、ほんとうは気づいていた。

だからてっぺんの満月を終え翌日を迎えた25日、
わたしはわたしのことを理解してくれる人に会いに行かずにはいられなかったんだ。


泣くつもりなんてなかったんだけど、
その他ほんとうに色んな話しが重なり
気づいたら目の前で号泣しながら話していた。

自分の口から出る言葉は、
今日話そうと思っていたこととは違うこと。
でもほんとうは、いちばん話したかったこと、聞いてほしかったこと。

怖かったこと
不安だったこと
迷っていたこと
悩んでいたこと
辿り着いたこと
覚悟しようとしてること
ほんとうはぜんぶ感じていること
好きな人と一緒にいたいこと

こんなにもすらすら表現させてくれるこの人は、
やっぱりホンモノだった。

わたしも彼をまっすぐみていたけれど、
彼の方がわたしのことをまっすぐみていたから、
こんなにもストレートな言葉ばかりが溢れたんだと思う。

そこで話した内容のすべてを
書くつもりはないけれど、
ただいちばん印象に残っている余韻は

「こっちの世界に来なさい」

という言葉。

わたしはこの言葉をきっと聞くのが怖くて
でも魂が求めているのも分かっていて、
欲しくて、今日はこの場所に来たんだと思う。

感情ってほんとうに鮮度が命だから
1時間半もかけて帰宅して、
しっかりお風呂に入って布団に深くもぐりながら
この文章を描いてる時には、
すでに「古い過去」となっている。

直後に描いたストーリーの気持ち。


1週間ぶりに落ち着いたエネルギーの平穏さに身を委ねながら、わたしは早くも開き直っていた。

どうせそうしか生きられないなら、望み通りその世界を生きてやるという、自分自身に対する反骨さなのか、なんなのか。

わたしの冒険が、また始まるみたいだ。

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