プログラミングは、唯一絶対の正解はないことが魅力
こんにちは。Yuukaです。
こちらの音声配信は、私が得意とするプログラミングや数学に関連した、知って得する情報をお届けしています。
今日は、プログラミングの《多様性》についてお話しします。
あるテーマやゴールを設定し、それについて、それぞれの人がプログラミングをして実現しようとします。
最終的には同じような成果物が出来上がったとしても、その中身は作り手によってそれぞれ異なります。
文を書くときでも、内容がほぼ同じだとしても、書き手によって文章が異なる感覚とよく似ています。
プログラミングにおいて、「正解がただ一つ」ということは、ほぼありえません。
そしてそれはプログラミングの魅力のひとつであり、そこから学べることはたくさんあります。
それぞれがそれぞれの考えを持っていて、それぞれが正解であるということを認め、他人の作品から学ぼうという気持ちが大切です。
大学生の講義、子どもたちの教室においても、同じ宿題を出しても、中身は千差万別で、その人の個性や理解度が表れます。
毎年、違うこたえが出てくるので楽しみに見させていただいてます。
同じ動作を実現するにも複数の方法がある
では、具体例を見てみましょう。
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10 = 55
という足し算を「くりかえし」を使ってプログラミングしてみます。
くりかえしには大きく3つの方法があります。
くりかえす回数を指定する
くりかえす条件を指定する
ずっとくりかえし、止める条件を指定する
では、実際のコードを見てみましょう。
方法1: 10回くりかえす
方法2: 条件を満たすまでくりかえす
方法3: ずっとくりかえす。ただし条件を満たしたら全てを止める
良し悪しをジャッジせず、いろいろなものを見て学ぶ
単純な足し算の計算でも少なくとも3通りの方法があります。
どの方法も正解ですが、くりかえす回数が明確にわかっている場合は、方法1が標準的な方法でしょう。
くりかえす回数がわからないときには、方法1や2の条件を指定する方法が一般的です。
私自身、学生さんや子どもたちのプログラムを見て、
「こんな方法もあるんだ!へえ~!」
「この書き方、イイね!」と驚かされる毎日です。
多くを学ばせてもらっています。
他人のプログラムを見ると学ぶことがたくさんあります。
その際に、自分の方が合ってるとか、自分の方が優れているなどの、ジャッジをせず、それぞれの考えや方法がある、〈多様性を認める〉という大切な学びにもつながるのではないかと思っています。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
yuuka