プログラミングの基本ルールはたったの3つ!
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第3回放送では、次のようにかる〜い気持ちで始められるビジュアル・プログラミングを紹介しました。
✅ 日本語で学べる
✅ タイピングもマウスも不要。タブレットのみで学習可能
✅ インターネットさえつながれば、学べる
詳しくは、次をお聞きください。
アルゴリズム(手順)のブロックを組み合わせるだけといっても、
そもそも「何を」組み合わせるの??と思われる人いると思います。
そうなんです!今日のテーマはまさに「何を」組み立てるのかです。
ということで、今日は、プログラミングの基本ルールはたった3つであり、つまり、プログラミングは3つのパターンで構成されているということをお話したいと思います。
第1回放送の「実はあなたも毎日プログラマー!」の内容と少し似てますが、これはプログラムの基本なのでしつこく説明させていただきます。(笑)
第1回放送では、日常生活で普通にやっていること
「基本動作」(四則演算、インプット、アウトプットなど)
「くりかえし」 (▲▲になるまで繰り返す、または、〇〇回繰り返す。)
「条件わけ」(もし〜だったら、・・・する)
をプログラムに置き換えただけなので、難しくないということを実例に沿ってお話ししました。
では、この基本の3つのルールを第3回放送で紹介した、数当てゲームを例にして考えてみましょう。
1. ゲームを創るのに、必要なパーツに分解
では、まず、何を創るか決めましょう。「数当てゲーム」といっても、あいまいなので、もう少し細かくルールを決めましょう。
【数当てゲームのルール】
・コンピュータが選んだ1から9までの「数字」を、ユーザーが当てる
・ユーザーは3回まで答える(入力する)チャンスがある
・正解したら、「あたり!」と表示してゲームを終了する
・もし、間違えた場合、次のようにヒントを表示する
- コンピュータが選んだ「数字」よりも小さい数を入力した場合は、「もっと大きいよ」と表示する
- コンピュータが選んだ「数字」よりも大きい数を入力した場合は、「もっと小さいよ」と表示する
・3回、間違えた場合は、ゲームを終了する
では、このゲームを基本の3つのルールに分けて考えてみましょう
2-1 基本動作(命令)
(A) コンピュータが1から9までの「数字」を選び、それを「正解」として保存する
(B) ユーザーに数字を入力させる
(C)「あたり!」と表示する
(D)「もっと大きいよ」と表示する
(E)「もっと小さいよ」と表示する
(F) ゲームを終了する
2-2 条件わけ
(1) 正解の場合:
もし、「数字」= 入力した答えの場合、(C)と(F)を行う
次は、不正解の場合:
(2-1) もし、「数字」> 入力した答えの場合、(D)を行う
(2-2) (2-1)でない場合、(E)を行う
2-3 くりかえし
次の手順を3回くりかえす
(B) → 条件わけ(1),(2-1), (2-2)
3. アルゴリズムをまとめると
4. 結果を確認しよう
最後に、ルール通りにプログラムが動いているか確認しよう!
《上達のポイント》一度に作ろうとせず、付け足しを繰り返す
いかがでしたでしょうか。
こんな感じで、プログラミングの基本ルールに分解すると、プログラミングができてしまいます。
しかし、複雑な機能の場合、必要最小限の機能を作成し、実行してみる、次は少し機能を加えてみる、また実行する、これを繰り返す必要があります。
例えば、今回の例である数当てゲームの場合でも、「コンピュータが選んだ1から9までの数字を予想して!」と表示する処理は、後から付け足したものです。実行してみて、ユーザーが何を入力すれば明確にするために、付け足しました。このように、何度も付け足しをしてOKなのです。
何回かやってみるとアルゴリズムを考えるクセがついてきますので、ぜひ続けていきましょう!
ワークショップのお知らせ
ビジュアル・プログラミングのワークショップ(3/6土 10:00~12:00)を開催します。興味がある方は、以下のサイトをご参照ください。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)