「母音の発声🎵」が社交ダンスを上手くする。
こんにちは。
社交ダンス講師の村上友樹です。
前回は、
社交ダンスは、自分を抱きしめられれば
上手くなる。
というお話しをしました。
自分のことすら抱きしめられないのに、
相手を感じて、受け入れて、寄り添って、
相手と組むことなんて出来やしないのです。
今回は、
「母音の発声🎵」が社交ダンスを上手くする。
というお話しをします。
社交ダンスを習うとき、
まずステップを覚えて、相手と組んで、
踊りにくいところを直してもらいながら
完成に近づけていきます。
ここで後々厄介となるのが、
先生が踊り方を教えてしまうことなんです。
勿論、教わる側は踊り方を知りたいし、
そのステップ特有のテクニックをマスター
できれば益々ダンスが楽しくなるでしょう。
しかし、そう簡単には踊れないのです。
次の日には、頭の中に動きとそのイメージは
残っているけど、
カラダの感覚はどこかに行っちゃってる
のです。
すなわち踊り方の習得には、
動きと感覚の融合が大切になってきます。
例えば、片足で立つという振り付けが
あったとして、
昨日はできたのに、今日はできないことが
あります。
この動きと感覚のズレをなくすことが
永遠のテーマ。
「動き」は知っているのに、「感覚」が
伴わない。
または「感覚」はあるのに、「動き」が
追い付いていかないという現象も起きます。
そこで今回は、
「母音の発声」が社交ダンスを上手くする。
というテーマで進めていきます。
すなわち、母音の発声が動きの感覚を
鍛えるのです。
母音すなわち「あ・い・う・え・お」です。
一つずつ見ていきましょう。
1.「あー」
発声練習のように、頭の上から声を出します。
頭や首を引き上がり、重力に負けない
カラダの軽さが引き出されます。
また軸となる背骨が上下に伸びる感覚となり、
首、肩、腕の力みが無くなります。
2.「いー」
口を横に広げ、歯が見えるように発声
します。
これは回転運動のときに効果を発揮します。
回転による遠心方向への力が、
「いー」の発声により、求心方向へ引き戻され
る感覚が得られ、中心がぶれずに回ることが
できます。
3.「えー」
「いー」よりも更に口を横に広げて
発声します。
これは横移動のときに効果を発揮します。
横への遠心方向への力が加わり、
「いー」の発声のときに感じる求心方向への
力が無くなるため、横移動をスムーズな
ものとします。
4.「おー」
口をすぼめ、口の中を縦に広げて力強く
発声する。江頭2:50さんのように。
前進への移動が楽しくなります。
後退のときも同様に使えます。
このように、
動きに合った感覚を身に付ければ、
踊りだけでなく、普段の歩行時における
膝痛や腰痛を緩和できるようになります。
是非試してみて下さいね。
ご拝読ありがとうございました。