見出し画像

政策2「エネルギー(女川原子力発電)について考え、対話し、発信する事をやめてはいけない。」を続ける。



市政を志す者として女川原発やエネルギー産業にどう関わっていくのか?


⑴先人から学びの機会を積極的に作っていきます。

10代~30代の若い世代が自分事としてエネルギー問題にもっと向き合う場を作っていきます。

食べる事と同じくらい身近な存在であるけれど、生産者が見えにくいエネルギーの事。福島の経験に学び、自然界も人間界も痛みの少ないエネルギー生産を目指します。

⑵女川原子力発電所の不確かな事柄について常に学び、賛成派反対派問わず多くの市民、有識者、市政と対話し発信し続けます。

一部の権力者に屈することなく、将来の子どもたちの事を第一に考え、原子力発電だけに頼らない再生エネルギーの在り方を市民の皆さんと模索し続けます。

⑶福島第一原子力発電所事故を忘れることなく、同型の女川原子力発電所再稼働については反対の姿勢を表明します。

賛成派とか反対派とかそんな簡単な問題ではありません。私の友人知人、住んでいる地域の方にも原発で働いている方が多くいらっしゃいます。また、漁業関係者の中には原発により助けられている方も苦しんでいる方も知っております。それゆえに、原発を語る事はタブー化されている風土が石巻市全体にあります。「原発反対!」「原発賛成!」それだけで過激な思想のようで距離を置かれるのが現状です。
 
むやみやたらに迷惑行為を行い社会を困らせるようなアクションを起こす一部の方々とは区別しなければなりません。
思考を表現せず対話をやめた地域に明るい未来はあるのでしょうか。。。
目の前に現実として様々な課題があります。建設的な対話をしていきましょう。

⑷環境保全からのまちづくりを目指します。

熊本県水俣市には水俣病の犠牲を無駄にしない為の「もやい直し運動」や「地元学」といった先駆的事例があります。このような事例を調べ、エネルギー問題から派生する環境問題、地域対立・分断などに向き合い、原発による一次産業問題、環境問題に取り組んでいきます。

⑸エネルギー消費者として自覚し、子孫に少しでもエネル                                          ギーを残す活動を目指します。

エネルギーについて考える時、消費者という立場を忘れてはいけません。生きる上で、必ず必要なエネルギーをどう消費していくのか。限られた資源であるという認識を持ち、環境破壊につながっているという認識を持ち、なるべくエネルギーも小さく自給したくらしを心がけます。不必要なエネルギーは消費しない石巻地域を作ってまいりましょう。


看板も店外灯も消えており、店内のみ薄暗い照明の某コンビニ。※写真では室内が明るいですが、実際は薄暗い。それでも客足は変わらないようだ。

見て、聞いて、触れて自分で考え感じた福島の今。

福島第一原子力発電所事故を忘れてはならない。2023年11月、震災から12年の福島の今を知りたくて家族で福島県双葉町に行きました。不思議な時間が流れていました。事故により人間が避難し、そのまま廃墟となった町の一部はツタが生い茂って静かに自然界の営みが再開していました。

放射線の影響はいまも続いていました。見えない怖さが身近にありました。「人間が住めない。」という現実が10年以上経過した今もなお続く原因が原子力発電所であり放射線物質である事。その福一原発と同じ沸騰水型原発である女川原子力発電所が私が住んでいる牡鹿半島にあるという事。牡鹿半島で暮らしている限り常に「突然住めなくなるかもしれない。」という不安がつきまとう事を再確認しました。

常に心理的負担がある暮らし

予防的防護措置区域(PAZ)を通過しないと避難できない準PAZエリアである我が家から石巻(渡波)までは片道約24キロ。県道2号を通るしかありません。いままで台風の時には倒木がありチェンソーで倒木をどかしたり、震災後造られた道路が崩れた事もありました。
 
もし道路被害がまったくなかったとしても一本道が渋滞になる事は間違いありません。全く現実味のない避難計画を牡鹿半島の誰も鵜呑みにしてはいません。住み続ける限りこの不安感やもやもやした心理的負担は消えることはなく、何よりも息子の事を考えた時に原発事故の被害リスクが高いこの地域に住み続ける選択をしていることに申し訳なさを感じています。常に自問自答と覚悟を自分に問うています。

エネルギー資源について思うこと。立ち向かう大人と出会って。

不確かな安全性、不確かな避難計画、10万年保管しないといけないと言われる不確かな核のゴミ。原子力発電所は不確かなバランスでなりたっているようです。風力発電、水力発電、太陽光発電など様々な再生エネルギー技術が進歩していますが、牡鹿半島の里山を切り開き太陽光パネルが乱立している現状をみるに再生エネルギーだからすべて良しという訳ではありません。
 
エネルギー産業は豊かな自然界や人の暮らしを純粋に考えた方法ではなく、ごく一部の権力構造の中で田舎の地元民の想いとは関係なくに乱暴に進んでいくようです。

そんなドロドロした権力構造の中で本気で立ち向かっている大人たちが石巻にも居ます。生産者の見える再生エネルギーを社会に生み出している電力会社も全国には存在します。私も若輩者ながらその大人たちの背中から学びエネルギーを次世代につなげていく役割を担える存在でありたいと思っています。


いいなと思ったら応援しよう!