【IT業界】現役SEが学生さんの疑問に答える③(ICU)
こんにちは。
この記事では、Matcherで学生さんから寄せられた新卒就活での疑問について答えていきます。第③弾になります。
今回は国際基督教大学(ICU)の学生さんから相談です。
IT業界はITの専門学校や情報工学を勉強していなくても就職できるのか、薬学部の場合はどのような会社がいいのか、普段私たちがどんな働き方をしているのかを説明していきます。
IT業界で10年以上働き、転職も経験して異なる3社の会社で働いてきた経験から、包み隠さずに就職活動でバリバリ活用できる知識や実情について書いていきますので、ぜひ読んでいただければと思います。
7000文字以上の大ボリュームで目次をつけてトピック別に詳しく回答しています。途中から有料設定しておりますが、ぜひご購入のうえ参考にしていただければ幸いです。
目次
1.私の経歴
都内の文系大学を卒業し、リーマンショックの不況のなか苦しい就活をへて50社以上の企業に応募して、面接20社、最終面接5社、1社内定で社会人になりました。事業会社のIT子会社で経験を積んだあと上場企業Sierでの勤務経験やメーカーの社内SEを経て、現在は新卒時の会社に戻って働いています。
●略歴
・2010年迄 國學院大學 経済学部卒業
ほとんどアルバイト中心の生活
卒論は高齢者の就労について書く。資格は漢字検定2級、運転免許のみ
3年の5月に内定
・2011年 大手建設業のIT子会社 社内システム開発、運用保守
・2020年 NEC BtoBビジネス SaaSシステム(クラウド経由でシステムを貸し出す事業)の運用保守、プロジェクトマネージャー(プロジェクトの推進をする役職でタスク管理やスケジュール管理を中心になんでもやる)
・2023年 大手医療機器、工業製品メーカー(グローバルニッチ企業)にて、社内SEとして勤務、NEC同様プロジェクトマネージャーのような業務
・2024年 最初の会社に戻る(出戻り転職)社内システム開発、運用保守、標準化業務
2.国際基督教大学~学生さんの状況~
まずはじめに簡単に伺った学生さんの状況を書かせていただきます。
今回の学生さんは就職活動についての意識が高いご様子で、現在5月の段階で大手Sierの最終面接までパスされていたそうです。
しかも、複数の会社で最終面接まで通過されていたとのこと。しかしながらすべて最終でお祈りを受けてしまったということでした。
面接の際には営業で志望していたものの、なんとなくという理由であったことが悩みの1つであったそうです。
非常に優秀な方で、今回ダメだったとしてもこれからの活動でかならず内定が取れる学生さんだなと思いました。
文系出身の身としては、IT業界を志望したけどなんとなく営業志望というのも非常にわかる気がします。
Sierに内定しなかったことで持ち球0の状態になってしまい、これから改めて頑張っていくうえで業界のことや仕事のことへより理解を深めたいとおっしゃっていました。
では、次からはこちらの学生さんから私に対して実際に質問された内容について書いていきます。
3.就職活動時は最初からIT系志望でしたか?
これは私の当時の就職活動についての質問となります。
まずお答えとして、私は当時2011年、「最初からIT志望ではありません」でした。
最初はアルバイトがスーパーだったので、イトーヨーカドーなどの大手スーパーマーケットや、百貨店などを志望していました。
小売り業のアルバイトは好きでしたし、お客さんとの交流も嫌いではなかったからです。なにより仕事のイメージが付きやすいというところもありました。
また、食品会社なども応募していました。普段生活している中でかかわることが多いですし、ハウス食品や焼き肉のタレのエバラなども応募していました。が、全くエントリーシートが通らず面接すらほとんどいけないという状況で内定のイメージが全くつかなかったというのが当時のことです。
これは、考えが浅いとは思いますが結構多くの方が陥りがちなパターンではないでしょうか。やはり世情不安定ということもありますし不安で安易に大手企業に志望してしまうというパターンです。
そこで、取った行動としてとにかく動きながら、自分になにが向いているか考えるということをしていました。毎日説明会に3社いくということを続けていました。そういった中で、偶然IT系の会社の説明会に参加して興味を持つことになりました。
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