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100年前の貴方に恋した No.5

                            著;小松 郁

5.

 僕は長い間研究をしてきてもう30もとうにすぎていた。
研究室もやっと自分がリーダーを率いてもてるようになっていた。

 これも海外とのコネクションや裏取引の成功など綿密な計画があったからだが、大学の内部から金で椅子を勝ち取ったとの噂が絶えない。

 しかしこれも良いかとは思う。
何より今の僕には潤沢な資金と人脈のネットワークがある。

 官僚にもコネクションを張っていて遺伝子工学の分野では今は僕は第一人者になりつつある。
時には腐れ研究もやることはあるがこれはしょうがない。

 民間との研究のバランスでどうしても民間研究室とは持ちつ持たれつの関係にある。

 それよりも極秘裏に僕一人だけの計画で進めている彼女の復活プロジェクト・・・。

 うまい具合に分散してプロジェクトを分散して研究を割り振ることで進行中のプロジェクトに紛れ込ませているがどうしても彼女のDNA解析などは僕が暇を見つけてやるしかない。

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