ドール No.8
著:小松 郁
8.
彼女たちにとって変わらぬ日々。
それはお互いを信じている気持ち。
彼女たちはその死ぬ間際までお互いの為に生きることを全うしようとしていた。
それは溢れんばかりの愛と涙と笑いに満ちていた。
この関係が壊れてしまったら私たちには何も無くなってしまう。
頑なな思いとともに生き残ることは彼女達だけの誓いだった。
そんな誓いが溢れる世界でただ自らの役目を全うしていた。
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