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Extreme「Pornograffitti」(1990)

LAメタルの決定盤、Funk Metalの超名盤!

昔、洋楽縛りのカラオケに参戦した際に、後輩がエクストリームの「More Than Words」を熱唱するのを聴き、つい本作品を久しぶりに引っ張り出し、聴きまくった次第。

社会人1年目の頃、このアコースティックバラードの「More Than Words」はラジオからよく流れてました。
全米No.1の大ヒット曲ですね。それにしてもこの曲だけを聴いて、エクストリームがメタル・バンドと誰が想像できるでしょうか?このバンドは奥が深い。

本作品はエクストリームの1990年発表のセカンド・アルバム。彼等は1996年に解散するまでに4枚のアルバムを発表してますが、本作が一番聴きやすく、名盤にふさわしいと思います。

メンバーの中心人物であるヌーノ・ベッテンコートのトリッキーなギター、陽気なコーラス、ファンキーな演奏がこのバンドの特徴で、①「Decadence Dance」、④「Get the Funk Out」、⑥「Money (In God We Trust)」、⑦「It ('s a Monster)」等はエクストリームのそういった「カッコ良さ」が現れた名曲。

それにしても捉えどころのないバンドです。前述の⑤「More Than Words」。アコースティック・ギターをバックに淡々と歌われる名バラード。コーラスも美しいですし、歌詞も最高。
このアルバムのジャケットから、本当にこのバンドがこの曲を演奏しているのか、全く想像できないですね(笑)。
これ1曲だけでも聴く価値はあると思います。

また⑨「When I First Kissed You」も驚きの一曲。楽曲は40年代風ロッカバラード。歌詞に ♪シナトラみたいにはいかなかった♪ とあるので、そういった曲作りにしたのでしょうか?この曲はギターレス。

それと驚異の⑪「He-Man Woman Hater」!
ドラムのリム打ちとスプラッシュ音で始まったと思ったら、驚異のヌーノのライトハンド奏法!ヌーノが敬愛するエディ・ヴァン・ヘイレンが世間をアッと言わせた「Eruption」へのオマージュでしょうか?
1分40秒の驚愕のソロですね。

⑫「Song For Love」はどこかMr.Bigを思わせる曲。コンサートでは大合唱するんでしょうね~。

アルバム最後の⑬「Hole Hearted」もシングルヒットしたと記憶してます。ヌーノが12弦ギターをかき鳴らす、フォーク調の曲。厚いコーラスはエクストリームらしいですね。
スライド・ギターも飛び出す、これもエクストリームの別の一面を見せる曲ですね。

ホントよく出来たアルバムだと思います。セカンド・アルバムでこれだけのことが出来たこと自体凄いですね。
(個人的にはエクストリームのその後のアルバムには興味が持てないのですが・・・)

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