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音楽の杜がおススメするハードロック

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメするハードロックの名盤集
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2022年9月の記事一覧

The Who「The Who Sell Out」 (1967)

急に寒くなってきて、あっという間に冬の到来を感じさせる季節になりましたね。皆さん、体調管理にご留意ください! さて、本作は1967年に発表された、ザ・フーの3枚目のアルバムです。 ザ・フーって結構好きなんですが、やっぱりよく聞くのは「Tommy」以降のアルバムで、それ以前の初期フーは、それほど熱心に聞いてきた訳ではありません。ただ今回、本作を聴いて、やっぱりピート・タウンゼントって素晴らしいソングライターでもあるし、企画マンとしても秀逸な人物だったんだなあと感心した次第。

Jeff Beck Group「Rough and Ready」(1971)

ファンク・グルーヴなジェフ・ベック&コージー・パウエル当時、私のMP3プレイヤーにはイーグルスの新譜や旧譜、ボストン、キャロル・キング等が納められてましたが、そんななかで一番のヘビーローテーションが本作…という時期がありました。 あまり聴き込んでなかったので、かなり黒いサウンドに驚くとともに、憧れのコージー・パウエルの意外な一面が新鮮に聴こえました。 本作は第二期ジェフ・ベック・グループの1作目。何といってもドラムにコージー・パウエルが加入したことが大きい。このジャケットか

Procol Harum「Broken Barricades」(1971)

ここ1か月程、仕事でバタバタしていたのですが、ようやく落ち着いてきました。そんな中でも音楽はしっかり聴いております。 ここ最近は、思いついたようにプロコル・ハルムを聴いてました。 プロコル・ハルムというと「青い影」ですよね~。でも実際は1967年に発表されたデビューアルバム「A Whiter Shade Of Pale」の中の「青い影」はちょっと浮いた感じです。彼等の音楽の本質は多様な音楽性にあったりするんですよね。 デビュー曲「青い影」でフューチャーされていたオルガン、そ

Gary Moore「Corridors of Power」(1982)

1981年、この当時、私の中ではジャーニーやTOTOに代表される産業ロックや、ナイト・レンジャーといったハード・ロックが大好きでした。そんな中でもゲイリー・ムーアの魂の籠ったギタープレイにはシビれてましたね。 特にゲイリーの「Hiroshima」って曲は何回も何回も聴いてました(この曲のギターソロ、スゴイです)。この曲が収録された「Dirty Fingers」も名盤ですが、今回は次作「Corridors Of Power」をご紹介致します。 当時のゲイリーは前述の「Dirt