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「山の神=奥さん」?

こんにちは、ゆのまると申します。


先日、暴れん坊将軍を見ていましたら、なにやら聞き慣れない単語が出てきました。

「これは山の神のお梶といいまして……」

はて。最近は箱根駅伝の実況で耳にすることが増えた、「山の神」。どんな意味かと調べてみましたら、

妻のこと。特に、結婚してから何年もたち、口やかましくなった妻

とのこと。

ご存知の方も多いかと思いますが、石長比売いはながひめに代表される山神は女性神とされることが多いです。また恐ろしいものの代表的存在であったことから、中世以降、口やかましい妻の呼称として広まったんだそう。

時代劇を見ていると耳馴染みのない単語や言葉遣いが多く、非常に勉強になります。人に声をかける際に使う「卒爾ながら」は、今風に言うと「FF外から失礼します」になりますかね。


さて。この、コワい奥さんを「山の神」と言う呼び方、個人的にとても納得がいっています。

神話では、山の神は大変に嫉妬深いとされており、それ故に女人禁制の山も多くあるといいます。決して怒らせてはいけない山の神様。それは、現実の奥さんも同じなのかな、と思ったりもしました。

穏やかな家庭を保つ秘訣として、奥さんがいつもニコニコしている、ということをどこかで聞いたことがあります。旦那さんは時には自分のことを我慢して、奥さんを笑顔にさせる。そうすれば家庭は穏やかで、ゆえに安心して仕事や趣味に励めるのだ、と……。

しかし、その立場に甘んじてはいけないのは奥さんの方も同じです。

一般論かはわかりませんが一部では、神は信仰が途絶えれば存在が消えてしまうとされています。

名作和風RPG『大神』しかり、「東方Project」の守矢神社しかり。どんなに強大な力を持っていようとも、それを崇め奉る人々がいなければ、存在しないのも同じです。

お互いに、自分の力だけで家庭が成り立っているなどと傲慢になることなく、常に感謝と恩恵を与え合う。それこそが、求めるべき夫婦の姿なのではないかと思うのです。


今回はちょっと昔の言葉から、ふわふわと物思いを展開してみました。

正誤はさておき、自分なりに考えて一つの結論を出すこと、これは私にとってとても楽しい遊びです。

また気が向きましたらこうした言葉遊びをしたいと思いますので、その時はわたくしめの戯言にお付き合いいただければ幸いです。ではまた。


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