大人の事情かと思ったら
こんにちは、ゆと申します。
暖かかった昨日から一転して冷え込んだ今日。春はまだ少し先のようです。
今回は、自分の中では解決済の、webマンガと紙のマンガのお話です。
ここ半年ほど、めっきり本屋さんに行かなくなりました。
普通に出勤していた頃は、月曜日は定時であがって駅までの途中にある丸善に寄るのが習慣でした。労働で消費したMPを回復するためです。
それが今は、生活圏内の本屋さんが少し行きにくい(商業ビルの9階)というのと、私の苦手な作品が世間では大ブームということで、すっかり足が遠のいてしまいました。些細なことかもしれませんが、面倒くさがりで敏感な私にとっては大きなネックとなるんです。
しかし本は電子ではなく紙派な私。そんな私でも、Amazonとヨドバシのおかげであまり不便は感じていません。ありがとう現代。
本屋さんで出会って以来、ずっと続巻を待っていた作品があります。
それは、ウオズミアミ先生の『三日月とネコ』という作品。
「熊本在住、恋人でも家族でもないーー猫好き男女3人暮らし」
「三日月の様に満ちていく途中の、迷える3人のオトナ達といとしい猫の共同生活物語」
というキャッチコピーと、シンプルな線と優しい色使いの表紙に惹かれ、購入。男女とか生き方とか恋とか愛とかにもっと迷っていた数年前の私は、こんな”迷える男女”や”生き方を模索する女性”の物語ばかり読みふけっていました(今もあまり変わってませんが……)。
予想を裏切らない内容でお気に入りの一冊に加えて本棚へ、しかし続巻の情報がなかなか出ず、待ち遠しく思っていました。
それが先日の「猫の日」をきっかけにまた調べてみたところ、昨年新刊が出ていたことが判明。すぐにぽちって到着を待っていました。
翌日。ヨドバシエクストリーム便を受け取って開封すると、違和感が。
(あれ?なんか……材質が違う?)
1巻を棚から引っ張り出して比べてみると、サイズは同じB6型なのですが、カバーの手触りが違う。1巻は硬くてざらっとしているのですが、2巻はつるつる。印刷も1巻の方が水彩の感じが強い(※素人目線です)。
というか、背表紙からして出版社が徳間書店と集英社で違う!
間違えて買ったかなー?と思いきや、中身はきちんと1巻の続き。今まで連載の途中で出版社が変わったコミックスを買ったことがなかったので、プチ混乱。「三日月とネコ 出版社」「三日月とネコ 掲載誌」などで調べてみるもそれらしい情報は出てこず……。Amazonで探してみると1巻も集英社のマーガレットコミック版しかなく、徳間書店のサイトでないと見つからない事態。
中身が一緒ならいいけど本棚に並べた時に気になるなぁ……でも1巻のざらっとした表紙、雰囲気あって好きなんだよなぁ……。
などと悶々とし、とりあえずあとでゆっくり読もうと思ってその日は本棚に並べたのでした。
そして今日、というかさっきシャワーを浴びている時。
大人の事情かしら、ということで記事を書こうともんやり構想を考えていてふと気付きました。
1巻についていたのは、「マンガハック」というサイトの帯。利用したことがなかったので調べてみると、「誰でも利用できるマンガ投稿サービス」とのこと。
そして2巻には「ココハナ」という月刊誌の帯が。
この作品についてリアルタイムで情報を追えていなかったので推測になってしまうのですが、おそらくwebで連載していて書籍化、そして紙の雑誌に掲載されるようになって出版社も変わったのかなぁと。
最近はTwitterやpixivなど、ネットで話題になって書籍化という流れがとても多いように感じます。たぶんこれもそうだったんじゃないかしら。
あくまで私の予想ですし、本棚の並びがちょっと気になるのは変わらないのですが、ちょっとスッキリ。これでやっと本編が読めます。
ということで、思うことあればまた書くかも。読んでくださりありがとうございました!