サブスクがこわい
こんにちは、ゆのまると申します。
先日、GLAYの全453曲がサブスク解禁されるとのお知らせがありました。
何を隠そう、昔付き合っていた恋人の影響で一瞬GLAYにドはまりしていた私。ライブのGLAYさん、めちゃくちゃかっこいいんですよね……。何も得るものがなかった彼との付き合いでしたが、それだけはよかった点です。
彼とのお別れと共に全く聴かなくなってしまったのですが、これまでのアーティストのサブスク解禁のニュースの中で、最も「おっ」となりました。
だがしかし。タイトルのとおりなのですが、わたくし、音楽のサブスクサービスには手を出したことがないのです。なんというかその……、怖くて。
そんな現代人らしからぬ私ですが、U-NEXTで毎日アニメや映画を見ますし、なんならAmazonプライムとYouTubeプレミアムに入っているので、それぞれに音楽配信サービスがあることも知っています(知ったのはつい最近ですが)。
しかし、Spotifyなどの音楽に特化したサービスを契約しているわけではないので、言ってしまえばオマケ感覚。だからこそ、「たかが特典でそんなにお得に使っていいのか……?」と不安になってしまうんですよね。
Amazon musicもYoutube musicも、アプリを起動するとずらっと楽曲のジャケットが並びます。そして好きな曲を選ぶと、それに関連した曲を流し続けてくれるわけですが、「もしも有料の曲(?)が混ざっていて知らないうちに課金していたらどうしよう……」なんて考えてソワソワ。
契約している会員グレードで聴ける曲しか表示されていないはずなので、そんなことはないのですが、いずれも支払いがクレカ連携なのでそこがちょっと怖い(心配性)。むかーし、携帯を持ち始めた頃に着うたをダウンロードしまくって請求額がものすごいことになったトラウマなんだと思います。
CDを買って、あるいはレンタルして。音楽を聴くにはお金がかかるというのは、長い間当たり前のことでした。今も基本的にはそうです。
私が音楽を聴く手段は十数年前からずっと変わらず、CDをパソコンに取り込んで、ウォークマンに入れるスタイルです。毎週のようにTSUTAYAに通っていた頃よりはかなり減りましたが、応援の意味も込めて、好きなアーティストのCDは今でも買うようにしています。
楽曲だけではなく、ジャケットに歌詞カード、クレジット、それらが揃って初めて一つの作品です。棚に並べて飾りたいコレクション要素もあります。だからこそサブスクの楽曲の中に、そうして自分が買ったCDのジャケットが並んでいると、「本当にこれがタダで聴けるの?」と疑わしく思ってしまうんです。
きっとCDそのものの売上げよりも、サブスクでより多くの人に知ってもらう方が、収益的にも大きいのでしょう。詳しいことはわかりませんが、数多くのアーティストがサブスク解禁に踏み切っているのも、ユーザーの消費行動の変化によるものだと思われます。
私がサブスクではなくてCD一枚一枚にこだわるのは、根底に「良い物にはしっかりお金を払いたい」という気持ちがあるからだと思います。
しかしアーティスト側もまた、有観客ライブが難しいこの状況で、ライブの配信やグッズの通販など、これまでとは違うところにも力を入れつつ音楽活動を続けてくれています。
時代が変われば、価値観もお金の使い方も変わる。こだわりは大事だけれど、新しい便利なサービスを前に思考停止するのではなく、少しずつ自分の考え方もアップデートしていけたら。そう考えて、まずはAmazon musicでお気に入りのアーティストを登録するところから始めてみました。良い音楽は、どんな手段で聴いても良いですからね。
(仮にも若者が「サブスクがこわい」なんて、大きな声では言えないですし……)