【感想】ゲーム『キューピット・パラサイト -Sweet & Spicy Darling.-』アラン√
キュピパラのアランルートが最高すぎたので感想を書きました！
無印からFDまでフルコンプしました^^
感想は書きなぐった順です。目次参照。
『キューピット・パラサイト』について
無印は2020年8月発売、ファンディスクは2023年11月発売。オトメイトレーベルの乙女ゲームです。
あらすじ
本物のキューピットである女の子（リネット・ミラー）が人間界に降り立って、恋をするストーリーです。
オシャレな街——ロサンヨークに本社を構える大手結婚相談所《キューピット・コーポレーション》。
幸せな結婚を夢見るロサンヨーカーたちの縁結びを手伝うトップ・ブライダルアドバイザーのヒロインには、誰にも言えない、トップ・シークレットがあった——。
それは……人間界に諸般の事情（親子喧嘩）により、降臨（家出）してきた本物のキューピットであること！
——とある日の朝５時、社長室。
「この５人を結婚させろ。そうすれば、昇格させてやる。お前は、我が社のトップ・ブライダルアドバイザーだ。……出来るだろう？」
社長から言い渡されたのは、社内でも有名な厄介な会員５人【Parasite5（パラサイトファイブ）】を成婚に導くこと。
面談・セミナーを重ね、アドバイスをしていく中で、会社の宣伝も兼ねた婚活シェアハウスTV番組【PARASITE HOUSE】への出演が決まり、彼らと共同生活を送ることに——！？
本物のキューピットであるヒロインでさえ、手を焼く彼らとは？
前途多難で予測不能な、女神×婚活ラブコメディーが、今はじまる——♥
攻略対象は５人（+隠しキャラ１人、+FDでの追加キャラ１人）。愛が重いギル、仕事一筋なシェルビー、神話好きのラウル、美に厳しい琉輝、他人の恋が大好きなアラン。
アランのCVは古川慎です。筆者は古川慎推しです。つまりそういうことです。
余談ですが筆者は乙女ゲームを全くプレイしません。推しが出演されているからキュピパラを購入したわけですが、結構面白くて乙女ゲームの魅力を理解らせられました。
次の新作（『OVER REQUIEMZ』2025年4月発売）も予約済みです^^
世界一お似合いのカップル
表題通りです。アランとリネットは世界一お似合いです。大好きです。
アランとリネットは対の天使です。神界の下層？にある天界で生まれました。この時点で既に確約されたカップルですね？？
何年一緒に居たのかは分からないですが、天使時代から関係性が完成されていたのが尊い。ずっと二人一緒で、天使の仕事をするときも一緒に居たそうです。尊い。
リネットがアランの手を引いて駆け出しているスチルが本当に好きです、、、余談ですがアランの天使のころの姿を見れて嬉しいです。可愛すぎるううう……
リネットはキューピットになった後に、天使のころの記憶を失くしてしまいました。アランと結ばれてからは薄っすらと記憶を取り戻しているみたいですが。あの頃こんなことしたよね、あの頃のキミはこんな感じだったよね、みたいなことを話し合っているのも尊い……！
リネットの天真爛漫さとアランの臆病さが対照的ですが、お互いの良い部分を補完し合っていて相性が良いのだろうなあと思います……；；
アランは悪魔にならなければずっと心優しい青年のままだったのかなあとか想像してしまいますね；；
■髪色
お似合いと言えば髪色ですよね（？）
アランの紫の髪とリネットのピンクの髪がお似合いだなあといつも思っています。ググったところ、紫とピンクは色相環で隣り合った色だから相性が良いみたいです！
ちなみに、赤色もピンクと隣り合っていて相性が良いです。攻略対象のギルが赤色イメージだったと思います。ギルとアランがキュピパラのメインの攻略対象（という言い方が正しいか分かりませんが、無印のパッケージを見てそう思いました）だと思うので、イメージカラーも考えて作られているのでしょうか。面白いですね、、、
赤とオレンジも隣り合った色なので、赤色のギルとオレンジ色のラウルが友達なのも関係がありそう。
リネットの髪が紫に染まっているのは悪魔だからでしょうか？もともと髪の先の方はグレーっぽい色でしたが、Sweet＆Spicy End（以下、SS End）では紫色に染まっていました。
アランも天使だったころは金髪だったものの、悪魔である今は濃い紫色の髪になっています。
ちなみに、きゅぴぱらようちえんのミニキャラは後れ毛が金髪でした！今のアランの後れ毛はわざわざ染めているのかな、きゅぴぱらようちえんは幼稚園児だから髪を染められないのかな、とか色々考えてしまいました。金髪の名残があるのは嬉しい。
（余談①）リネットは悪魔姿になると髪が短くなりますが、いつまでも見なれませんでした笑。可愛いのですが、私のイメージするリネットから大分離れてしまっていて……笑。SS Endでは髪が長くなっていて大好きでした^^
（余談②）別の乙女ゲームでもCV古川慎の紫の男と、ピンクのヒロインのカップルがいます。絵師さんも同じなので同じ匂いを感じています笑。紫を担当しがちな推し、良いです。
芝居
筆者は古川慎の演技が大好きです。キュピパラでもアラン良いなあと思ったので備忘のために書きます。
まず大前提として（？）古川慎は演技が世界一上手いんですよ。何十作もドラマCDを聴いてきた私が保証します。
芝居の説得力が凄いと思っていて。キャラクターの背景や作品の世界観を考えられたうえでのお芝居だからだと思いますが、何よりも「本当に生きているかのような芝居がしたい」という古川さんの考え方から来るものが大きいと思っています。
生っぽい演技が大好きなんですよね、、本当にアランが目の前にいて喋っているかのようなお芝居で、本当に好きです。聴き惚れます。
「良かった……っ」みたいな酷く安心した声音も好きです。とっても優しい声ありますよね、、、何食ったらそんなに優しい声が出せるの？？？
声、優しすぎない？？と思っていたら低くて甘くてエロい声も出せますよね？？？ふり幅怖い……アランはCV古川慎の良いとこどりみたいなキャラクターだと思います。ありがとうございます。
Bad Endでリネットが死んだと知ったときの絶叫がすごく良かったです。書いてある台詞よりも長く叫ばれていて、文字では表せない感情が乗っていたなあと思います。そう、古川さんは感情を乗せるのも上手いんですよね！！
乙女ゲームといえば複数のエンドがありますが、どうやって収録されたのか気になります。録る順番とか、感情の切り替えとかどうやっていたのかなあと。
ハッピーエンドもあればバッドエンドもあって、気持ちを切り替えて演技をする必要があるので単純に大変そうだなあと思います。私なら前に録ったバッドエンドの気持ちを引きずってしまいそう笑。どの声優さんにも言えることですが、気持ちを引きずらずに、あるいはそれを感じさせない演技が素晴らしいです。
■アラン
アランってずっと優しいですよね。絶対にずっと大切にしてくれるんだろうなって思わせる優しさが好きです。安心感がある。
最初は略奪パラサイトとして登場して、いかにも悪い悪魔みたいな印象だったのに、実は遥か昔からリネットのことを想って見守っている人だとは思わず、、アランの行動のすべてはリネットのためだったなんて。健気さに泣きました；；
ストーリー
アランルートは物語が壮大で楽しいです！悪魔界を舞台とするストーリーはアランだけなので特別感もありますね。
悪魔界でもアランが暮らしていた部屋を再現して住んじゃうのが好きでした。仲良いし可愛い、見ていて微笑ましい^^
好きなシーンは冥界の階段を上るシーンです。虹色？の階段と真っ暗な背景だったので、絵的にも印象が強いですね。
アランが何を差し出すかでエンドが異なるのも面白いです。個人的に好きなのはSS Endに繋がる、声を差し出すルート。アランが声を出せなくなる前に一歩踏みとどまるところが好きでした。
Spicy Endでは片目を失くす演技がとても良かったです、、、苦悶する演技はやっぱり美味しいですね、、
ジャック・オ・ランタン、結構すんなりとアランとリネットを会話させてあげていたので、意外と優しいな？と思いました笑
アランルート冒頭の結婚式もめちゃくちゃ良かったです、、、！！スチルが最高すぎませんか？？こんな幸せな結婚式は他に無いですよ、、、二人きりというのもエモいです。とにかく幸せになって欲しい。
SS Endでは神の奇跡？により子どもを授かっていて嬉しかったです^^ 双子というのが可愛いです！髪色や性格もアランとリネットに似ていて、親子の血を感じさせますね^^
そういえば、カップルの子どもが登場するルートはアランルートだけでしたね。
アランルートは神話の語りから始まる章がいくつかあって、他のルートではあまり見ない演出だったのでそちらも印象的でした。アランが語り手となりますが、ここの古川さんの芝居が良いんですよね……！台詞がないのであまり感情を入れずに、だけどストーリーを分かりやすく伝える技術が凄くて。また、淡々と、あるいはしっとりと喋る神話の朗読に対して、感情の乗ったアランの芝居のギャップも好きです。声は同じなのにまるで別人みたいで面白いです。
癖
ここ良いな～と思ったやつです。つまり癖。
悪魔はキスやそれ以上のことで力を渡せるんですよね。なんとも美味しい設定だと思いませんか？？？？力を渡されるときのアランの芝居が良すぎて失神しました。ちょっと動揺するんですよね。「え……っ！？」みたいな。その動揺がキスをしているときの声に乗っていて本当に、、、、、頭抱えます。リネットが「私もアランに力を渡せるの？」って訊いたときにすごく照れくさそうにするアランが可愛すぎてまた失神しました。
ボーナスエピソードの３がヤバいです。くすぐりは癖なんです。。。スチルまでご用意されていて確殺されました。あんな可愛い表情するんだ？？？？？ギャップが恐ろしいよ、、、、しぬ、、
アランは落ち着いている大人なイメージのキャラクターなので、くすぐられる演技をするのは難しそうだなあと冷静に考えたりしました。でも完璧でした。可愛かったです。
くすぐられたことを引きずって肩の震えが止まらずにうずくまる描写がエロすぎて爆ぜました。
Sweet Bitter Endのスチルが好きでした。珍しい感じのアランの笑顔が見られて嬉しかったです^^ 目を閉じてニコっとする爽やかな笑顔はアランにしては珍しいと思います。FDではこの一枚だけですね。今までは妖しく笑う感じの笑顔が多かったのでギャップ萌えでした。一番好きな笑顔かも知れません。痛バを作るならこのスチルの缶バッジが良いです。
沈丁花エンド
沈丁花エンドもといSweet Endを読みましたか皆さん！！！！！！サブタイが『沈丁花の茂みで捕まえて』なので沈丁花エンドと呼んでいます。
（あらすじ）冥界の階段でアランが自身を差し出し、死んでしまいます。その後人間として生まれ変わり、悪魔として生きるリネットが人間のアランを見守ります。アランもまたリネットに近づき、新らしく二人の関係を築いていくというエンドです。
私はこのエンドを見て大号泣しました。良すぎた、、、めちゃくちゃ良かった、、、、、！！！一番好きなエンドです。本当に。
今度はリネットがアランを見守る番なのも良い。立場が逆転するシナリオって良いですよね、、、
アランがすぐにリネットに気付くのも良い、、、、リネットのことが大好きだからね、、、、そうだよね、、リネットがどれだけ「自分は悪魔だから」「人には見えないから」と断っても折れないアランが良い、、悪魔のときのアランに言われたことを真似するリネットも良いですよね、、、
とにかく黒髪のショタアランが最高…………！！！お気づきでしょうか、、、、アランのショタ姿が２パターンあるということに、、天使の金髪アランと人間の黒髪アランです、、恐ろしい、、ショタコンの血が騒ぐ、、
美少年すぎませんか。本当に可愛い。可愛すぎる。顔から滲み出る優しさに打ちのめされる。心が綺麗なんだろうなあ、、、、
古川慎のショタボイスも助かりました。冒頭で母親と話しているときの声の可愛さで死にました。リネットと話しているときのちょっと不貞腐れる感じの演技が、可愛かったです。
特装版の特典小冊子では大学生になったアランのお話が読めます！！こちらも良かったです。。。。末永くお幸せに……；；；
最終的にはリネットと悪魔の契約を交わして悪魔になるのでしょうか？？
でも何度生まれ変わってもリネットはアランを見つけるだろうし、アランもリネットに気づくんだろうなあ、、また同じように恋をして、それを繰り返して、、
個人的には転生するたびにアランの記憶が少しずつ蓄積されていくと嬉しいです。前世ではこんなことがあったよね、今世ではこんなことをしようか、なんて話して欲しいし、何やかんやあってアランも悪魔になったら嬉しい。
悪魔のリネットと人間のアランのストーリーをもっと読みたいよ～～！！！
素敵なストーリーに出会えて私は幸せです……^^
あとがき
少々長くなりましたがキュピパラアラン√の感想でした。
最高でした、、、、めちゃくちゃ面白かったです。乙女ゲームってFDその２とかあるのでしょうか？？？アランとリネットと子どもたちのストーリーも読みたいし、人間のアランと悪魔のリネットのお話の続きも読みたいです。読ませてください。
FDその２が出ることを願って、この辺りで感想を閉じたいと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました^^