【わくわく学級づくりシリーズ③】恋愛三部作 その1 空想ラブレター
6年生を担任した時、
卒業単元と称して
恋愛三部作の授業をした。
第一弾が
空想ラブレター
である。
1 空想ラブレター
やり方
① 2人1組になる(男は男 女は女)
② ラブレターを書く
③ 男が女の気持ちになってもいい
逆ももちろんOK
④ 提出された作品を教師が読み上げる
⑤ 投票する
⑥ 男部門 女部門で1位と2位を決める。
① 2人1組になる(男は男 女は女)
一人で書かせると、
照れて書かない
分からなくて書けない
子が出てくる!
だから二人以上で協力して書かせます。
② ラブレターを書く
③ 男が女の気持ちになってもいい
逆ももちろんOK
これも、照れをなくすための手立て
不思議と、
異性の立場で書くと書きやすくなる!!
④ 提出された作品を教師が読み上げる
作品だけで投票させるため
誰が書いたかは内緒!!
⑤ 投票する
⑥ 男部門 女部門で1位と2位を決める。
手を挙げさせるのではなく、
投票させた方が盛り上がる!!
「男子の作品を女子」
「女子の作品を男子」
が投票としてもおもしろい
1位の作品と敢闘賞紹介!!
女部門 1位 「◯◯へ」
うちとお前、ようち園の時からいっしょやん?
その時は、仲良い友達って感じだったけど、
なんか最近、お前としゃべったりすると、
なんかドキドキすんねん・・・。
うち、お前のこと好きやねん。
お前、モテモテやし、
ウチなんか付き合えへんかもやけど、
付き合ってください
男部門 1位 「ごはん3杯」
君と出会った時から、ずっと好きでした。
でも、この思いをはずかしくて
伝えることができませんでした。
君とすごした日々、今でも忘れない。
ぼくが落とした消しゴムを拾ってくれた時、
胸がズキューンとうたれました。
君のことを考えると、
ごはんが3杯食べられます。
ぼくとつき合ってください。
前向きな返事をまっています♡
敢闘賞(先生の好みの作品)
「◯◯◯くんへ」
ずっと前からあなたのことが好きでした。
たとえ、あなたに好きな人がいたとしても・・・。
私は、あなたの優しいところや
面白いところが大好きです。
もし、あなたも私のことが好きなら、
嬉しいです。
好きです。大好きなんです。
世界で一番好き。
私は、手紙を書くのはニガテなんだけど・・・。
この気持ちだけは伝えます。
あなたが好きです。
2 副詞を使ったラブレターの授業
もう少し、
しっかりとした授業にしたいという方は、
次のようにすると良い。
5つの「呼応の副詞」を板書する。
① たとえ・・・ても
② なぜ・・・だろうか
③ 多分・・・だろう
④ どうか・・・ください
⑤ まるで・・・ような
「これらの言葉をすべて使って
ラブレターを書きなさい。
5つの言葉の順番は、どうでもかまいません。」
作品例
大好きです。
なぜ、こんなにもあなたが好きなのだろう。
多分、きっとこの思いは
私の心から消えないのでしょう。
これじゃまるで
わがままな女の子ですね。
でも、どうか許してください。
たとえあなたが
私のことを何とも思っていなくても
私は大好きです。
あなたが好きだというこの思いは
消すことができません。
大好きです!!
お好みで好きな方をやってみてください!!
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【わくわく学級づくりシリーズ③】
恋愛三部作 その1
空想ラブレター
先行実践・参考文献
5つの「呼応の副詞」は以下の書籍。
「子どもが熱中する国語の授業」
伴一孝
明治図書
『担任ビギナーズ・365日の仕事術6』
高山佳己
明治図書
ラブレターの原実践は向山洋一先生