親に直される
こんにちは。由知芽依です。ヘタ絵記憶記事3回目です。
子供の頃、夏休みにお絵かきの宿題があった方は多くいるはず。ワタシは夏休みになるといきなり絵が上手くなる不思議な子供でした。
夏休みの作品展だけ作風が変わり、それはそれは上手な作品が教室に飾られました。それはそのはず。母親が手直しと言うかほとんど親が描いていたのです。母はワタシと違って絵の描ける人でしたから、ワタシの絵をこれでもかというように上書きしていきました。これがワタシが
絵を描いても人に見せたくない
と強く思うようになり、絵の授業に関しては頑張らないという道を選ぶことに決めた出来事です。高学年の図工の成績は散々。普段の下手さを知ってる先生はおそらく夏の宿題は親が描いたことはわかっていたはずですが、咎められることはありませんでした。
友達の顔を描くなんて、今思い出してもワタシに描かれた友を思うと
すみません
な気持ちです。ワタシは人を観察するという行為までしなくなりました。更に自分の顔を見るのも嫌になりました。鏡に映るのが究極に
「ダメな奴」
なワタシだったからでしょう。
絵の上描きはヘタすぎて居た堪れなかった母親が多分「かわいそう」と思ったのだと思いますが、今でも思い出せるほどの余計なお節介でした。
好きだったのに。描きたくなくなってしまった。
親子で画力に差のあるお家は大人の関わり方は子供本意が望ましいと思っています。更に子供は親に気に入られるように返事をするので、本意を本意と受け取ることが実は容易でないこともあるだろうと思います。