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《映画論》世界のありか(下) 家族の風景、神のすがた
《登場するキーワード》
銀河鉄道の夜 / 杉井ギサブロー / 宮澤賢治 / 田中智学 / ますむらひろし / マッチ工場の少女 / アキ・カウリスマキ / パラサイト 半地下の家族 / キリスト教 / ポン・ジュノ / 是枝裕和 / 万引き家族 / ジョーダン・ピール / NOPE / 旧約聖書 / 市川準 / トキワ荘の青春 / 寺田ヒロオ / つげ義春 / 赤塚不二夫 / タモリ
「映画論 〜世界のありか」と題して、(上)を富裕層、(下)を貧困層について、テキストを書いてみよう。貧困層のテーマは「家族」と「神」である。
家族がいる。血が繋がっているとは限らない。むしろ、血が繋がっていないほうが家族的かもしれない。血が繋がっているかどうかは関係がない。
家族の中には神がいる。その家の秩序として存在する神がいる。法といってもいい。しばしば、それは家族の外にある社会の法には反してもいる。
神はさまざまな形で現れる。あるいは、姿を持たずに現れる。
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