初代三笑亭可楽からの系図〜高田渡は落語家である
れいゆ大學②⑤ 《落語》系図(初代可楽〜圓朝〜荷風〜高田渡〜渚あいみ)
高田渡は「落語家のようだ」と言われていた。歌やギターだけでなく小咄を喋り、古今亭志ん生のように居眠りをしたり、たまにしかマスメディアに登場しなかったり、吉祥寺の居酒屋にいるその生活感や雰囲気からだろう。
しかし、そこには、「歌手やミュージシャンなのに落語家みたい」という、物事をギャップで見る意識が強く感じられた。実際、志ん生の居眠りと高田渡の居眠りは内容が違うのだから(渡はじつは意図的にステージで