噴火|前編【集中連載】
突然ですが、間欠性爆発性障害って聞いたことがありますか?
普段から怒りっぽいということはなく、むしろ穏やかな人が突然激しく怒りだす、暴言を吐いたり暴力を振るったりする、そして後悔する。
そんな負のループが延々と続く疾患だそうです。
俺自身、似たような怒りの衝動に駆られることがあります。
イメージとしては限りなく近い……んですが、俺の場合は統合失調症という基礎疾患ありきなので当てはまらないでしょう。
怒りっぽくはないけど特段穏やかでもないですしね(笑)
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もちろん、怒りをまったく覚えない人はそうそういませんよね。
そういった感情としての怒りが「沸騰」だとしたら、衝動的な怒りは「噴火」です。
だからこそ噴火に備えたハザードマップと避難訓練が必要でした。
もう人様や物品を傷つけないためにも、また自分自身のためにも、です。
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はじめはアンガーマネジメントから入りました。
あれはあれで少しは参考になったんですが、あくまで感情としての怒りを適切にコントロールするためのマネジメント術なので「噴火」となると別のアプローチが必要でした。
以下、自分なりの具体的なハザードマップと避難の方法です。
どこよりも優る安全圏は自分の部屋です。屋外に出ることもあります。
部屋には自宅にいないと避難できませんが、そこらへんで頭を冷やす分には使える場面も幅広いですよね。
そうして避難したら「25分間待つ」。俺の場合は15~20分も立てば頭が冷めるのでこの方法には助けられています。
率直なところ、成功もしたし失敗もしました。
成功体験は自己効力感を高めて自信につながり、正のスパイラルを生み出します。逆もまた然りです。
特に「正面突破」による成功体験は相当な自己効力感になってくれます。
「正面突破」するための最低限の知恵を働かせたら、あとは突破あるのみです。
あ、根性論ではないですよ? 根性論は嫌いなんで(笑)
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さんざん自己効力感だのなんだの書いておいてなんですが、未だに自分はクズだという思いはぬぐえません。
以前よりは確実にマシになりましたが。
その辺の詳細も含めて、後編を後日アップしたいと思います。
(続く)