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映画「女子ーズ」感想
久々にちゃんと映画を観た。夏休みということもあって、自分の時間が作れたということが一番大きな理由である。主演は桐谷美玲・藤井美菜・高畑充希・有村架純・山本美月(+佐藤二朗さんもか?笑)という日本を代表する女優たちを盛大に「無駄遣い」するというのがこの映画の最大の見どころ。さあ、今回はザッと感想を語ってみることにしましょう。
まず、監督の福田雄一さんの戦隊愛が炸裂してる。ファンの方はすぐ気がつくと思うけど、頭のハート形のクリスタルは戦隊シリーズ第4作「電子戦隊デンジマン」のスーツデザインをオマージュしたもの。さらに、レッドが仲間を集めるという展開は1991年に放送された「鳥人戦隊ジェットマン」を連想させる。でも、他の要素が濃すぎて案外目立ってない。笑
司令官役の佐藤二朗さんのキャラの濃さ。のちに「ヒロイン失格」で世間にも広く知られることになる桐谷美玲さんの変顔の面白さ。それも差し置いて、それぞれが生活のために奮闘する姿。そして、怪人から地球を守ることと、その日の生活のどちらが大切なのかという葛藤。それがシリアスになることなく、あくまでもコメディに描かれているっていうのがこの映画の一番の面白さというところでしょうか。
そして、怪人を撃破するところを描写しなかったりするなど、低予算で有名な福田監督らしい工夫もたくさん見受けられました。急に恋愛の話になったり、赤木が案外ノリノリだったり、とにかくシュールな作品。非公認戦隊がちょっとしたブームだった2014年。本家・東映も「非公認戦隊アキバレンジャー」というコメディに振り切った作品を世の中へ送り出す中で、福田雄一監督にしかできない作品として唯一無二の個性を放っていると思います。
あっ、すごく熱く語っちゃった・・・。でも、ヒーローの映画ってこうじゃなければダメだと思う。シリアスでも、コメディでも、終わったあとに熱く語りたくなるような映画。とにかく、燃える映画。この映画は人数が足りなかったりとか、前代未聞なところが強調されがちですが、ヒーローの基本はきっちり抑えている映画だと私は感じました。
ちょっと人を選ぶかもしれませんが、時間があるときや、とにかく笑いたいときにこの映画を手に取ってみるといいかもしれません。
※ 一部、敬称略の部分あり。
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