三つ子妊娠〜トラブル続きの管理入院〜
三つ子妊娠26週〜出産する30週まで約1ヶ月間管理入院をしました。
想定してた以上に大変な入院生活でした。
でも、この1ヶ月を乗り切ったからこそ3人とも無事生まれてきてくれたので、頑張ってよかったなとは思います。
看護師さんからも言われましたが、三つ子妊娠の中でも滅多にない、かなりトラブル続きのハードな入院生活でした。
※妊娠中の三つ子妊婦さんの場合、不安になる可能性もあるので、読み進める場合は、注意してください
管理入院当日に大量出血
妊娠26週の時、管理入院当日夜に急に大量出血。
(おそらく1,000ml以上は出血しました)
軽くショック状態になり、意識まで朦朧とするなか、
お腹が張ると再出血の可能性があるということで、
急遽、張り止めの薬であるマグセントとウテメリンの点滴が始まりました。
それと同時に輸血開始、動くと再出血するためベッド上で絶対安静。尿道カテーテルも入れられました。
出血のはっきりとした原因はわからず、おそらくシロッカー手術をした場所の近くの子宮動脈の一部からの出血だろうということでした。
あまりに突然のことで、たくさんスタッフに囲まれ、訳もわからずどんどん管に繋がれていく感じでした。
このまま出血が止まらないと緊急帝王切開になると言われ、まだ26週。もし生まれたら?大丈夫かな?と不安もありました。
別名:妊婦殺し マグセントの副作用
大量出血により急遽、マグセントとウテメリンの点滴が始まりました。
(マグセントとウテメリンは切迫早産に使われる張り止めの薬です)
これが噂には聞いていたけど、副作用がかなり酷くて。
まさに「妊婦殺し」。
火照り・だるい
吐気・嘔吐
口の中が苦いような感じと味覚障害
動悸、手の震え
の副作用が出ました。
インフルエンザで高熱が出たみたいに頭が暑くて、アイスノンは必須でした。一番酷い時はアイスノン3つくらい顔の回りに置いてました。
点滴が始まって1週間くらいで少しずつ、体が慣れてきました。
トイレにも行けない絶対安静
動くと再出血の可能性があるため、3週間ほど絶対安静で寝たきりでした。
(最後の1週間はトイレには行けるようになっていました)
ずっと病室の天井を見る日々・・・。
トイレも行けず、尿道カテーテルとベッド上での排泄でした。これが本当に辛くて。
尿道カテーテルは違和感がすごいし、ベッドに寝たまま排泄なんて出るはずもなく、便秘になりました。
でも便秘はお腹の張りに繋がるため、出すために酸化マグネシウムやピコスルファートという便秘薬を飲みやっとやっと出る。
もちろんシャワーも浴びられるはずはなく、出産するまでの約1ヶ月間一度もシャワーは浴びられませんでした。
週に3回、洗髪はしてもらっていました。(この時間が楽しみでした。)
コロナ禍の入院で面会もできず・・・
コロナ禍のため、面会禁止。
誰にも会えず、本当に辛かったです。当時4歳だった長女もママに会えず、寂しい思いをしたと思います。
唯一、消灯前にFaceTimeでテレビ電話をするのが楽しみでした。
でも、お別れの時にママに会いたいよ〜と号泣する長女を見ると、本当に申し訳なくて、私も電話を切ったあと、泣いていました。
尿道カテーテルからの膀胱炎
尿道カテーテルを入れてから2週間。
入れているところに違和感が出始めて、次第に激痛に。
(一時は陣痛並みの痛さでした・・・)
感染が起きていて、膀胱炎になっている可能性があるということで、カテーテルを抜去することになりました。
入院して3週間、絶対安静は解除されるも・・・
妊娠29週になってやっと、主治医からトイレに行っても良いと許可が出て、
やっとやっとトイレに行けるように。
しかし、3週間の絶対安静で筋力はかなり低下。そして3週間前よりも大きくなったお腹・・・。
歩いて7、8歩のトイレに行くのも一苦労になっていました。
お腹の張りが酷くなり、マグセント最大量まで上がる
トイレに行けるようになった日の夜、恥骨の痛みが酷くなり、モニターを付けると、6分間隔の張りに・・・。
急いでマグセントとウテメリンの点滴量を上げる→それでも張りは治らず。
一時は3〜4分おきの張りになっていました。
そしてついにマグセントは最大量の20、ウテメリンは4A 19まで一気に上がってしまいました。
その後、張りは落ち着いてきて、元に戻り、なんとかその日はお産にはなりませんでした。
マグセントの副作用で肺水腫気味に
そしてマグセントとウテメリンの点滴量を急激に上げたこともあり、肺水腫気味に。(自覚症状はあまりありませんでした)
夜のSPO2が90くらいまで下がるため、一時は酸素吸入もしました。
1日1日を無事過ごすことが目標
本当に綱渡りの毎日で、いつ産むことになるかわからない状況でした。
毎日、今日も無事お腹の中で育てられたなと、1日1日を噛み締めながら過ごしていました。
でもここまでトラブルが続くと、そろそろ私の体も限界を迎えつつある気がしていて、出産の時期も近いのかなと私自身、薄々感じていました・・・。