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発信断ちをして分かった3つのこと

毎日がネタの宝庫である。
9月に入り、サロンがある豊中市では、長らく空いていた店舗物件が続々と埋まっている。
実際に不動産屋さん数件に問い合わせてどこでもその答えが返ってきたのだ。
どれも大きなフロアではない。

再構築補助金の交付決定者かな

不動産屋さんの話を聞きながら、ふと思う。
歩いていても、歩行者の数から自粛度合いを。
服装からトレンドを考察する。
家の中にいても、我が家は家族が多い。
こうして、毎日何かしら起こるのだ。

溢れるようなネタの素を“noteの毎日更新”や“音声配信”で発信してきた。
発信をするようになったことで、「よりネタが増える」感覚があった。
あまりにも尽きないので、強制的に発信断ちをしたらどうなるのか、と思いつきで発信をやめてみた。
そこで感じた3つのこと。

文章を読むのが大変な方は音声で聴いてください。


発信をしないと決めたのは音声とnote。
Twitterやインスタグラム、FacebookなどのSNSは更新していた。
その状態で発信しないと決めると、3つのことがわかった。

こぢんまりサロンや小さな経営をしたいと思っている方で、発信に戸惑いがある、続かないと感じる方へ、それでも発信した方がいい理由の説明にしたい。その3つとは

・ネタ拾いはなくならない
・発信をしない前提だと深堀りをする習慣がつかない
・自分の中の考えが更新される感覚がない

である。

ネタ拾いはなくならない


気になったことはメモがわりにTwitterで書いている。その数を数えると、毎日発信をしていた時と数はわからない。実際の数だけではなく、自分の体感としても減った感じはしない。
もしかしたら、私の気質もあるかもしれないが、気になることはあまた漂っていると感じる。


発信をしない前提だと深堀りをする習慣がつかない

ネタは無くならない一方で、気になることのストックは溜まっていく一方。

noteに書く、や音声配信で話す、という理由がないと気になったことを

「なぜそうなるの?」

「これでどうなるの?」

「そもそもどうして気になったの?」

と深掘りするのを後回しにしがちだった。アウトプットがあるから優先順位を上げて、取り組めるのだと改めて感じた。

毎日と行かなくても定期的に発信する、という意識がやはり大事なのだ。

自分の中の考えが更新される感覚がない

最後が一番、危険だと感じたのだが、発信せずにいると、本を読んでも、ネタになるようなことを見つけても、自分の考えが更新される感覚がなかった。

これは私の推測だが、発信を前提として“深掘り”し、通じるような言い回しを考え、まとめる作業の中で、それまでの自分が感じていたこととの同一性や差異を見つけやすくなるのでないだろうか。また、発信することで得る“反応”によって、新たな気づきを得る。

そんなことを繰り返して、自分の頭の中が更新されていくと感じるのではないだろうか。その時は感じなくても、2週間、3週間の間に細胞が別物に変わるように、考えも更新される。

どうしてこの感覚がないのが一番危険だと、私は思うのか。

こぢんまりサロンも、小さな経営も“少ない人数”で成り立っている。少なければ1人なのだ。世の中が移り変わるように、顧客の感覚も変わる。その中で経営している人間が情報も感覚も更新しなければどんなことが起こるだろうか。遅かれ早かれ、顧客に選び続けられるのためにはどんなことが必要なのか、がわからなくなってしまう時が来る。五里霧中な経営は危険だ。

だから、事業に係る人数が少なければ少ないほど、対流を起こし、新たな知識を入れて更新することが必要だと私は思うのだ。

発信するのが難しいと感じる人もいるだろう。それならば、身近な人に、感じたことをどんどん話そう。話して、そこで起こる会話や反応で意識的に自分を更新していこう。

数週間、1ヶ月、半年、1年が経った時、過去の自分がほんの少し、違うところに立っていると感じたら、それでいい。

人はいつまでも同じではない。体内の血液は3ヶ月で総入れ替えだ。脳も使う場所は神経の伝達が速くなり、強化される。年齢が65歳を超えていても使えば成長するのだ。


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北山 悠【主役力で小さな経営はうまくいく】
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