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感覚派にとっては、ある種の赦し
裸眼思考
荒木博行 著
かんき出版
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行き過ぎた“目的”や“知識”に偏重した状態を、いつでも脱いで“裸眼”になれるようにしよう、と著者は言います。
けして目的や知識は悪いものではないが、それだけにとらわれると「今」や「現実」が見えなくなるというのです。
若い頃から、一つの事象に“勝手に”いくつかのルートが現れる私。
これは、特に最悪パターンになった時にも、対処できるように、またメンタルがやられないようにするためのリスク管理でもありました。だからこそ、手放そうとしたこともない頭の使い方です。
同時に、思い浮かばなかったパターンのことが起きると、興味深く、楽しめるという喜びも感じていたりします。
この面白がっている時こそ、裸眼思考が発動しているのかもしれません。
仕事と違い、プライベートでは計画を立てるのが苦手な私。旅行では、いくつか目的地を決めても、かなり余裕を持ってのんびり。その場の空気感を楽しみたい派。
こんなのでもいいのかな,と思える一冊でした。
ちょっと自分がなんでもコントロールできる、という感覚に陥ってるな思ったらおすすめの一冊。
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このゆるいイラストがとにかく可愛い。
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