どう導くのが良いのか、未だノーアイデア
我が子はASD傾向のある長女とADHD傾向のある次女がいる。
(傾向です。診断は受けにいく予定はありません)
しかし、境界知能である可能性を感じて、読んでみた。
#境界知能の子どもたち
#宮口幸治
もちろん、境界知能の人たちはどういう状態なのかを知りたいという考えもあった。
驚いたのは、勉強ができない、理解力が乏しい、という言葉では一見わからない子たちの存在。
例えばうちの天才、次女は小学生の時から授業に興味を示さず、興味があることだけ覚える。数字の概念が理解できない。
絵に特化した才能、そして人への優しさが素晴らしい彼女。しかし境界なのかも、と思いながら接してきた。
が、小学校の時の勉強はコツコツ行っていて全く問題がなかった長女が、テキストを見るとツルツル滑って読みにくい。頭が痛い,と言い出したのが中学1年の2学期。
そして気づけば全く理解できない、と中学の試験は勉強してもついていけなくなった。
著者は、こうした児童も実は、境界知能の可能性があるという。
境界知能は、“知的障害”とされる70未満より高い知能を持ち、世界の知能の平均値である85以上、に入れない知能指数を指している。
(70以上85未満)
普通に小学生の範囲内の内容であれば、全くわからないわけではないし、普通に会話ができるから、テストができない、何かが理解できない時に「サボっている」と思われがちなのだそうだ。
とはいえ「そのままでいい」というような態度と指導の仕方だと、適切な支援で伸びる可能性を潰してしまう現実があるのだとか。
我が家の次女が興味がないことは無理にしなくてもいいよ、と自由に生きた結果、他人軸の点数に興味がなく、全くテスト勉強をしないのは、当然なのかもしれない。
また、世の中には知能指数が高くても要領が悪い人もいれば、知能指数が85未満でも要領の良い人がいて、社会に出た際に一概に知能指数が高い方が仕事ができるとは限らない。
読了後、やはりうちの子は‥となっているが、どう導くのが良いのか、未だノーアイデアだ。
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