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愛情、細部へのこだわりの強さ。

へ?明朝体がなんでこんなにあるの?
というぐらいフォントはパソコンにあるデフォルトベース。
知ってるフォント名が出てくると「かれこれなら知ってる!」こんな人間が読む本か?

ええ。読む本です。


もじ部
グラフィック社

たまたまTwitterで見かけて面白そう!と購入。

フォント。
似たようなものがたくさんあって、選べないよ!と思うことが多々あります。
そして「これかな?」と選んでみたら、字面で「あ、違うわ」となって何度も変更。でも、これで良いみたい。
多いのは、その文体のイメージや媒体による違いなどで、選ぶため。
パソコン画面とチラシなどに出した時に見え方感じ方が違う、など。
文章も注意喚起と長く読むエッセイや小説では、違う文体が推奨されてる。

素人からすると、一体この違いはなんの違和感で、微妙な差をつけているのか?だけど、作り手からの言葉を読むと「そう言われてみれば‥」と納得。

この細部までこだわったものだから、それが本なりチラシなり、看板なりに採用された時に、チカラを遺憾なく発揮する。

模写してイメージをかき立てる。
大枠を作る。
ひらがな、カタカナ、漢字と揃っていく中で字の並び方(縦、横、大きさ)で修正していく。
修正においても、フォント全体のコンセプトを大事にする。


この流れは、どんな作業においても共通することが多いのではないか。

デザインやフォントに馴染みがない人も、見ると楽しいところを見つけられるのではないか。個人的には、ほぼ日ガイドブックみを感じる。
愛情、細部へのこだわり。その強さ。


ここから蛇足。

細部にまで美が宿る。
ハネやハライの角度、長さの違いで印象がガラッと変わる様を、お客様に行ってきたアイメイクやリップメイクを思い出す。


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北山 悠【主役力で小さな経営はうまくいく】
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