東京近郊区間の旅
連載を更新しなくてはならないという思いが頭の中から消えず、ついに逃避行に出てしまった。
はい、逃げたのである。
でも、自分はプロではない訳だし、更新から逃げる必要もない。
気楽に、それも書きたいときに書いていけば、私的にはそれでいい。
とはいえ、私をフォローしてくれている物好きなフォロワーの皆さんには、お待たせすることになってしまうが致し方ない。ただいま、東京近郊区間の旅をしております。日帰りで。
東京近郊区間の旅とは、JRの定めた東京近郊区間というのがあって、一筆書きのように乗車すれば、運賃は最短区間運賃でいいですよ、という運賃ルールである。
ぐぐってもらえるとその広さに驚く。
「へえー、こんな所にも最短区間運賃で行けちゃうの? すげえじゃん!」と、ビックリされることだろう。
ただし、途中で降りてしまうと、そこまでの運賃がかかってしまうので、車中から「へえー、こんな所にも最短区間運賃で行けちゃうの? すげえじゃん!」しないといけない。
たとえば、京浜東北線で品川駅を出発し、東神奈川で横浜線に乗り換える。八王子まで行ったら八高線に乗り換えて、一旦、高麗川へ。
この《一旦、高麗川》がミソで面白い。
八高線は、八王子から高崎・川越を結ぶ在来線なのだが、一気に高崎まで行ってくれない。
というのも、高麗川駅までは所謂電車だが、そこから先、つまり高崎駅までは気動車が運行しているのである。
だから、高崎駅まで行きたかったら、高麗川駅で気動車に乗り換えなければならない。
筆者が行ったときは、待つこと約20分。ディーゼルエンジンの音をさせて気動車がやってきた。
郷愁が漂うではないか。
子どもの頃、家族で伊豆に旅行に行った時の車両を思い出す。
調べてみると、高麗川駅から高崎駅までは事故が多かったらしい。それもそのはず、ちょっとした山々の間を縫うように走っていく。高低差も激しい。だから、電気ではなく気動車なのではないかと思えた。
私は特に電車ヲタクではなく、車窓の眺めや電車や列車にあまり興味がないので、ウィキペディアで駅名の由来や八高線の歴史について勉強して高崎駅に着くのを待った。
何が楽しくて東京近郊区間の旅をしたのか。
(1)お金がかからない
(2)駅弁が買える
(3)頭がリフレッシュされる
東京の暮らしに日々悶々としているなあと思ったあなた、いつも使っている定期券で、
ぐるっと関東を一周して、隣の駅で降りて、また改札から入って自分の駅で降りる、
そんな余分な時間を費やして、アタマをリフレッシュさせてはいかが?
閲覧ありがとうございます。温かい目で見守っていただければ幸いです。感想やレビューなどコメント頂けると勉強になります。