八色の虹⑧
今回は阿賀野視点です。
4章 忘れられぬ夢①
あの夢を見た当日は不思議でしたがなかった。
宮地由依という人と喋った感覚が残っている。
ってかなんで話しかけようよと思ったのだろう。でもただの夢だと思っていて、そのまま放置していた。
時期に忘れるだろう。
しかし、数日経ってもあの夢を忘れることはなかった。
僕はとても変な気分になった。
そりゃ宮地由依も気になるし、あの風景もしっかりと脳裏に焼き付いているから。
最後の声、どこがで聞いたような気もしていた。
すごくむしゃくしゃして気づいていたら絵を描いていた。あの幻想的な風景を絵にしてみた。絵が得意ってわけではないのにとても上手く描けたと思った。
むしゃくしゃ感は無くなったけど、
やっぱり自分は恋をしていると感じていた。
あの宮地由依に。
あの綺麗な姿に惚れたのは確かであるが、
やっぱり心が優しくて、
なんだかほわほわするような、やっぱ好きなんでしょうね。
でもこの夢自体は秘密にしよう。
夢を全部覚えているって変だし、
夢であった人に惚れるってこと知ったら絶対におかしいって思われる。
「フルーツサンドできたよー。」
自分のことを保護してくれた人が僕をこうよんだ。自分はこの人を母と呼んでいるので、これからはここでも母と呼びます。
「はーい、今行く!」
今日のおやつはフルーツサンドだった。
僕はうきうきしながらダイニングに向かった。
そんな日々を過ごしていて、
あっという間に2年の月日が経っていた。
八色の虹10に続く。
どーもこばゆうです。
一回書いて、実はほとんど修正をして投稿しました。
僕と阿賀野は言っているが、人前では私が一人称です。
阿賀野の視点は次は八色の虹10になっています。
ではまたです。
こばゆう
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