八色の虹⑥
どうもこばゆうです。
今回は二人の視点からやっていきます。
ではどうぞ。
3章 1回目の虹①
阿賀野の視点から。
ある日の晩のことである。
私、阿賀野高貴は、夢の中でこんな現象に出くわした。
私は真っ暗闇の中にいた。どこから私の名を呼ぶ声がする。怪しいと思いながらも暗闇から抜け出したいという一心からその声を追いかける。すると、こっちこっちと呼ぶ声が聞こえてきて、それを追いかける。すると急に床がなくなった。
「わっ」
下に落ちる。目を閉じる。
どっさと音がして目を開けたらクッションの上にいた。衝撃を抑えてくれたのかと思う。
その後はっと気づいた。目の前の光景に。
こんな綺麗な花畑があるんだと。
それはいつまでもいつまでも続いていた。ある小説で読んだことがあるような花畑が。
そこは雲に覆われていた。しかし、太陽の光が雲から漏れ出て神秘的だった。
すると「逆を見て」と声がした。
見たらあり得ない光景を目の当たりにした。
そこは雲に覆われていなくて晴れていた。
そしてそこには虹があった。それは、いつもと違う。絶対いつもと違う虹で、八色になっていた。ありえないことだから、びっくりしすぎて呆然とした。
そして少し時間が過ぎて、あることに気づいた。それは一人の女性がいることを。ちょうどそちらも気づいたそうだ。
その女性に私は近づいた。そして、こう話しかけた。
「あなたは誰ですか」
と。
宮地の視点から
ある日の晩のことである。
いつも通り私、宮地由依は、就寝したがその日の夢は謎だった。
私は暗闇の中にいた。しかしその先に光があった。その光の先に出口があると思い、私はその光の方へ歩いた。しかしいくらなんでもその光が遠かった。いつまで歩いたらいいと思ったいたら、足を滑らせてそのまま尻餅をつ、そしてそのまますーーと滑り出していった。そして、フワッと浮いて、クッションの上に落ちた。そして私は桃源郷のような景色を見た。花や木が、とてもではないほど綺麗だった。それが見れないくらい遠くまで続いていた。ある話のような景色を見た感じだった。そして私はこれが夢だと気づいた。
そしたら謎の声がよぎった。
「後ろを見て」
と、おじいさんのような声がした。
そして恐る恐る後ろを見たら、ありえない光景を目にした。
虹がかかっていた。
その虹はただの虹ではなかった。
八色の虹だった。
だった夢だもん。こんな夢をあるんだなあと思った。
そしたら少し奥の方に男性がいる。
声をかけた男性ではない。
恐る恐る見たら、こっちに気づいたようで、
近づいてこう言った。
「あなたは誰ですか?」
と。
私はこう答えた。
「私は宮地由依です。」
と。
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