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人望のある人がやっている「たった一言」の差
こんばんは。道谷内です。
仕事力で大きな差がつくのが、相手への「お願い(依頼)」の仕方という東洋経済オンラインの動画を今日はご紹介します。
『人望のない人はたった一言が足りてない』というテーマで、元TBSアナウンサー今井登茂子さんが書かれたサンマーク出版『社会人用語ハンドブック』からの一部内容になります。
今井さんが企業の研修講師を努めたときに感じたのは、50〜60代のベテランの人ほどお願い下手な人が多いということです。
自分の要望を一方的にまくしたてると、相手が萎縮したり、意欲をそがれてしまいます。
「頼る」のと「頼む」のは、違います。
お願い上手の人は、上から押し付けるのではなく、
「XXXで困っているので、どうか◯◯さんの力を貸してくれませんか」
と相手を頼る伝え方をします。
そこで大切なことは、相手へのリスペクト。
会話とは、「聞く」と「話す」のグラデーションによって成立するとも話しています。
1)うなずく
2)声のあいづち
3)共感のあいづち
4)繰り返し
5)一言の感想
6)質問
7)相談
8)お願い
9)提案
10)意見
11)指示
12)命令
番号が小さいほど「聞く」立場、大きいほど「話す」立場になります。
お願い上手な人は、聞く1〜6と話す7〜12の割合が7:3であることが多い傾向にあります。
いつもの言葉にたった一言、感情をプラスするだけで、見違えるほど血の通った言葉になります。
「人の心を動かす」とは、自分の意のままに相手を操ることはではありません。
どんなときも共感して不可欠なのは、信頼している、大切に思っているという気持ちを言葉や態度で示すこと。
相手の気持を受け止めようとする努力が、感謝や歓心といった感情を引き寄せる引力となり、やがて人の心を動かします。
相手のことをよく知るために聞くことと、信頼を寄せることが大切です。
自分が一方的に話すコミュニケーションではなく、相手のことを尊重して、大切にするコミュニケーションを心がけます。