曝け出す

紫陽花が彩り始め、湿気が多くなる夏至前になると私はいつも憂鬱になる。大声で叫び出したくなるぐらい気持ちがザワザワしてしまう。大きな転換期を前に、不要になった感情や古い思考を押し出そうとしているみたいでもやもやしたり、どうにも落ち着かなくなる。体が痒くなったり、喉がつかえる感じがしたり、これはまさに新しい私になる為の脱皮の最中なのかもしれない。

「出し切れ、そのままを全部全部出し切れ」

まるで何者かにそう言われているみたいだ。
これ以上取り繕ったり良く見せようとしなくてもいい。いや、良く見せたい自分もそのまま出せばいい。

私は出来れば美しく見られたいし、可愛く見られたい。だって、女だから。実際に会ったら、写真と全然違うやんって言われる事もよくあるけど。美しく写ってる写真しか、絶対これからも載せない。笑

そして、出来るだけ賢く見られたい。それは、取り繕ってみても直ぐに話してたら阿保さが出ちゃって、バレるんだけど。

他人にどう思われるか？
そんなのは気にするな。そのままの自分で居れば良い。
そんな事は分かってるけど、気になる時は気になるから、気にしながらでもやっていこうと思う。

人の目を気にして、言いたい事が言えずに呑み込んだ言葉たち。
また、出てきてごらんよ。
今度こそ、ちゃんと拾い集めて見せるから。