シティリーグ札幌2位 タチフサグマ
1. はじめに
新年明けましておめでとうございます。おもちです。
今回は、普段からポケカをやっていたポケカ仲間のロベルトさんが、転勤先の北海道で好成績を収めたので記事にしていこうと思います。
僕たちは普段愛知県で活動を行なっています。シーズン1は特に大会に出ることなくのんびりと過ごしていましたが、その結果ポケカ仲間のほとんどが地元愛知県で開催されるCL愛知の抽選に落ち、やっぱ優先権って大事だなぁと痛感したシーズンとなりました。それを踏まえ今シーズン2は「絶対京都CLの優先権は取りたいね」という話をして、それぞれ頑張って活動しており、概ね結果を出せてきています。
簡単にですが現在のシティリーグシーズン2の参加メンバーの主な成績です。
シティリーグ愛知(12/15)99名
・予選5-0 (1位通過)最終成績 3位 (てふ)
・予選4-1 (7位通過) 最終成績 3位 (ろいぐ)
・予選5-0 (2位通過) 最終成績 9位(おもち)
シティリーグ札幌(1/12)
・予選4-1(6位通過)最終成績 2位(ロベルト)
今回の記事は本人からの依頼を受けて僕(おもち)が代筆という形で筆を取らせていただきます。愛知CLの前と後とで環境が変わるため、需要のほどはわかりかねますが、シティリーグ愛知のベスト4のピカゼク、ルカメタザシアンもありますので、気になる方はこちらのリンクから飛んでみてください。
2. 環境についての考察とデッキ選択
まず最初に軽く環境考察についての話を少ししていきたいと思います。
今回のシティリーグシーズン2の環境は、大型大会であるCL愛知以前の前半と、それ以降の後半で大きく分けられます。
前半と後半で大きなカードプールの変更はなかったものの、環境については結構動いたな、という印象を受けました。CL愛知の前は情報の秘匿が多くメタも見えにくい、週を追うごとに新しいデッキタイプが結果を残す…といった環境であり、明確に”このデッキタイプはこの形が強い”といった一種のモデルケースがないような状態でした。どのプレイヤーにもざっくりと「三神ザシアンは強いぞ」という感覚だけがあったのです。
それがCL愛知を挟むことで、ある意味”デッキの答え合わせ”が行われ、それによって強い人が考えた強いデッキが多くの人に出回るような形になっていきました。
結果としてシーズン2のシティリーグの前半では
・強い構築を持っていければ相性有利で勝ち切ることができる場面が多かった
・「もう分かんない!」となってデッキのカードパワーが高い純粋な強さのある”三神ザシアン”や”ピカゼク”を握る層も予想できた
という状況だと推察します。そこから、CL愛知に向けてメタを読みデッキを練り上げた人たちが勝っていた様子です。個人的にはシティリーグ愛知でお話をしたプレイヤーの多くがそのままCL愛知でも決勝トーナメントまで駒を進めており、ある程度のデッキ的優位はあったのではないかと推察しています。
そこから後半にかけて
・強い人の強いデッキがわかった(ニャイキング採用のスピードザシアン、小ズガなど)
・新しいデッキタイプが加わった(ヨネダタクヤ選手が配信卓で披露したコケコドールなど)
といういうふうになり、カードの採用やデッキが固定されていったように感じました。
シーズン2が始まった当初は、タチフサグマは最強と言われた”三神ザシアン”に対して強烈なメタ性能を持っていたため、使用者も一定数おりタチフサグマで詰むようなデッキ構築は避けられていました。
その後CL愛知、直近のシティリーグで環境も動き、”ザシアン系統”、”ピカゼク”、”炎MM”、”超MM”、”小ズガ”とデッキが多様化されながら、徐徐に固定していった流れは先述した通りです。
より細かく分析していくとCL愛知以降の後半では、新カード”ガラルニャース”の登場により、ザシアンVの火力を伸ばしやすくなって行ったことが代表的です。
これによってザシアン系統は一段強さが増し、三神ザシアンが復権するような兆しが出てきました。そこから
三神ザシアンに対抗するスピードザシアン、鋼に順当な強さを誇れる小ズガドーン、小ズガに勝つために三神は必須…、
といった感じの三竦みのような形で有利不利がぐるぐると回っています。ここにピカゼクやミュウミュウ系のデッキが入り込み、環境が複雑化しているような流れです。逆にこの三竦みの当たりがどこにくるか次第で、結果が変わっているような気がしていました。
そこのあたりを考慮して、今回は結果的に
Tier1
・三神ザシアン
・小ズガ
Tier2
・スピードザシアン
・MM系統
・ピカゼク
として練習を行いました。
環境に多いと思われる上記のデッキは”タチフサグマ”への対策を十分に積まないと”タチフサグマ”へ勝つことが難しいと考えて、今回、このデッキを選択しています。
また、よくよく考えていくと環境にいる現在のデッキは結局じゃんけんでブン回ったら、勝ちが取れるという極端言えば「サイドをとる」ことを重くみて相手を倒す前のめりのデッキが多いと感じました。だからこそ発想を逆に変え、サイドを如何に取らせないかという思考のデッキが高い勝率稼げると思っていました。
今回決勝で戦い、優勝したのが”コケコドール”、他のシティでもLOやタチフサグマが一定の結果を残していることから、そのアプローチは間違っていないなと思っています。
3. デッキ構築と採用カード解説
当日使用したデッキはこちらです。
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