シティリーグ愛知3位 クラッシュピカゼク
1. はじめに
こんにちは、おもちです。昨日普段遊んでいるメンバー2人(てふ、ろいぐ)と一緒にシティリーグ愛知に参加してきました。
以下結果です。
・予選5-0 (1位通過)最終成績 3位 (てふ)
・予選4-1 (7位通過) 最終成績 3位 (ろいぐ)
・予選5-0 (2位通過) 最終成績 ベスト16 (おもち)
3人とも予選を突破し、上位入賞を果たすことができました。
大変喜ばしいことですが、ほとんどのメンバーがCL愛知は抽選に落ちてしまっていて特に使用デッキについて隠す必要もないので今回記事にしています。一応大型大会目前ですので、環境考察を除くデッキの詳細につきましては有料とさせていただきます。ご容赦ください。
今回の記事では、3位入賞を達成したろいぐさんのピカチュウ&ゼクロムのデッキについて僕が代筆という形で紹介していきます。
従来のピカゼクとはやや採用を変えて、現環境に合わせて少し尖らせた構築になっています。そのあたりも楽しみながらお読みいただけると嬉しく思います。
同率3位になったてふさんのルカメタザシアンのデッキの記事も公開しています。気になる方はこちらからどうぞ!
2. 現環境について
先月レギュレーションの変更があり、Aマークのカードが使用できなくなりました。加えて先攻のサポートが使用できないというルール変更、新規カードの発売があり、以前とは大きく環境が変化しました。
そんな中でも特筆すべきは、圧倒的なわざの火力と優秀な特性を持つ”ザシアンV”の登場です。
この”ザシアンV”と、火力上昇効果、高い耐久力、高性能のわざを持つ”アルセウス&ディアルガ&パルキア”(通称”三神”)を組み合わせた
”三神ザシアン”という「強い×強い=めっちゃ強い」
を地で行くようなこのデッキタイプが環境トップに躍り出ました。その結果プレイヤーは三神ザシアンを使用するにせよしないにせよ「三神ザシアンにどう勝つのか?」を常に考えなければならない状況になっているかと思います。
その三神ザシアンに一定の勝率が見込め、かつ広く他のデッキにも対応できる”ピカチュウ&ゼクロムGX”のデッキが最近の大型大会では結果を残しています。そこで、今回僕たちは
Tier1
・三神ザシアン
・ピカゼク
Tier2
・モルペコピッピ人形
・タチフサグマ
・ミュウミュウ
と位置付けて練習を行いました。モルペコピッピ人形、ミュウミュウ、タチフサグマはどれも三神ザシアンに対抗できるスペックを持つデッキタイプなので対戦の可能性と、自分たちのデッキ候補としてTier2に位置付けています。
では実際のシティリーグ愛知はどうだったかという話ですが、今回は
三神ザシアン→三神ザシアンに勝てるデッキタイプ→三神ザシアンに勝ちつつ、他のデッキにも勝てるデッキ
という風にメタが周り
→ザシアンVの新たな形(メルカリザシアン)
→三神ザシアン対策によって、対策の薄くなったことによるピカゼクやミュウミュウなどの復権 (今回のシティリーグ愛知上位)
といった環境になっていたと思います。もちろん三神ザシアンは体感でもやはり数が多く、とても強力でしたが、上位独占という形にはなりませんでした。主観ではありますが「どちらかというとピカゼクの数と同じくらい」という感じです。また三神ザシアンはヤーコンの型ではなく、ジラーチやデデンネ、特性”さるじえ”のヤレユータンを採用した型が増えていて、いるにはいるのですがタチフサグマやモルペコピッピ人形は減少傾向にあるように感じました。”さるじえ”のヤレユータンを採用することにより、デデンネGXの”デデチェンジ”や博士の研究でトラッシュしたくないカード(例えばカスタムキャッチャーやリセットスタンプなど)をトップに戻しつつ引くような動きはかなり強いギミックに感じます。
ピカゼクは当初の予想通りかなりの数がおり、そこに加えてゲンガー&ミミッキュやオーロットヨノワールを採用した超タイプ軸のミュウミュウ、レシラムGXやビクティニVを採用した炎タイプ軸のミュウミュウが増えて、上位に勝ち上がってきていたのは印象的でした。以前までは無人発電所によって対策されていた部分が、三神ザシアンの影響で通りにくくなり、ミュウミュウのパーフェクションを利用したデッキは動きやすくなったように思います。個人的にはベスト8に2つほど、カラマネロ型のデッキが上がってきていたので少し意外だなと思いましたが、見ている限りゲンミミやオロヨノは確かに三神ザシアンに通りの良いカードだと感じました。
3.デッキとプレイング
今回のデッキ選択では
①大前提として”三神ザシアン”には勝ちを拾えること
②情報アドバンテージを活かせること→環境情報が秘匿されているケースが多く、また三神ザシアンは警戒されていることから、三神ザシアン以外のデッキを使用する。新しいギミックを取り入れ構築や行動を対戦相手に読まれにくくするため。
③相手のエネルギーのテンポを遅らせる、あるいは自身が加速できること
の3つのポイントに着目しました。
その中でも”ピカチュウ&ゼクロムGX”は豊富なアシストカードによって、三神に対して先にフルドライブを当てることができれば優位性がこちらに傾くことから、堅実な選択であったと思います。
またピカゼクは”ジャイアントボム”を交わしつつエレキパワーで打点調整ができるところがいいなと思っていました。三神系統がはやってくると打点が180を超えて、ジャイアントボム入れる人もいるかもしれない…と頭にチラついていました。かと言ってわざわざそこをピンポイントにメタるわけにもいかず、ピカゼクの中打点ならその心配がないのでよかったです。
ですが問題点として、三神の”オルタージェネシスGX”以降、三神ザシアンにはピカゼクとベンチの耐久力のないポケモンを取られるだけで4→2とサイドを進行されて、あっさりと敗北してしまうという点がありました。いくら勝ち筋を残しているとはいえ、2ターン目のオルタージェネシスGX→3ターン目のアルティメットレイをタダで許してしまうと、どうしても三神ザシアンのパワーに押し切られてしまうのです。ピカゼクはデッキパワー、展開スピード、共に申し分ないですが、結局課題として
「オルタージェネシスGXをどうするのか?」
これを解決する必要がありました。基本的にはオルタージェネシスGXを撃たれてしまったあとのピカゼク側は苦しいです。
それらのデッキ選択のポイントと、ピカゼクの課題を踏まえて当日使用したデッキがこちらです。
ここから先は
¥ 320
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?