はじめてエロ本と遭遇した初夏の話
皆さんがはじめてアダルトコンテンツに触れた媒体は何でしょうか?
今回は私が人生ではじめてアダルトコンテンツに触れた時の話をしたいと思います。
いまでこそインターネットの発達によってパソコンやスマホからWeb上で簡単に視聴ができる時代ですが、私が幼い頃は親に内緒でエッチな画像や映像を観ることが難しい時代でした。
インターネットこそありましたが、画像を読み込むのに今では考えられない程の時間がかかっていました。
パソコンを持っている友人宅に集まって親の居ぬ間になんて興味本位で検索をしても、画像が上から少しずつ表示されていくので全て読み込みするのは数分後、運が良ければ数分後に見られる、運が悪ければ途中でエラーが出てしまい振り出しに戻る、そんな時代です。
辛抱強くない子供だった私達はすぐに飽きてパソコンに入っていた難易度バグってるだろと思うようなアイスホッケーゲームやサンリオのゲームを起動したのはいい思い出です。
田舎に住んでいた私達はチャリを40分程走らせて本屋が併設されたレンタルビデオ屋まで行って店員の目を盗んでアダルトビデオのコーナーに忍び込んでパッケージを見て盛り上がっていました。
その後店員に見つかった私達はアダルトコーナーから追い出されてセブンティーンアイスでワッフルコーンのアイスを買って食べるというのがお決まりでした。
アダルトビデオを借りようとコーナーにいた大人に申し訳ないことをしました。
今思うと、少しクソなスタンド・バイ・ミーみたいだなとも思ってしまいます。
本家は死体探しの冒険でしたが、私達はアダルト探しの冒険をしていました。
そんな冒険に至るきっかけとなった出来事が冒頭に少し触れた「私がはじめてアダルトコンテンツに触れた時の話」に繋がります。
当時の事は詳細に覚えています。
小学生の幾度目かの夏休みのことでした。
学校のプールが終わりそのまま校庭で友人達と遊ぶことになったのを覚えています。
当時通っていた小学校には低学年と中高学年が遊ぶ校庭が別に作られており、低学年用の校庭にはコンクリートで出来た立派な山がそびえ立っていて、山の中をトンネルが数本通っているような結構立派な作りでした。
夏休みということで低学年の子達か居ないのを良いことに私達はそこで遊ぶことにしましたが、夏のじりじりと焼き付ける太陽に耐えられず、涼しい場所を求め私達は一番長いトンネルに入りました。
トンネルに入り奥へ進んでいくと出口付近に雑誌のようなものが何冊か乱雑に捨てられているのを見つけました。
友人を呼んで皆で中身を見てみると大人の女性の裸、裸。
どこを見ても肌色のそれは私達がはじめて目にするものでした。
男性と女性が裸で何かをしているそれは私達が見てはいけないものなのかもしれないと初めこそ思いましたが、興味の方が勝ってしまった私達は次々に木の枝でページをめくっていきました。
その時に友人二人が言った言葉が印象的でした。
おそらくエロ本との遭遇を鮮明に覚えている要因は友人達の言葉が原因なのだろうと思います。
年の離れた兄を持つ友人が雑誌から目を離すことなく私達に言いました。
「これエロ本やん。大人しか見たらあかん奴や。」
さらに私と特に仲の良かった女の子が続けて言います。
「これ見てるとなんかお股がキュンとする。」
友人の性の目覚めはおそらく此処です。
大人になった今思えば本能的に感じ取っていたんだろうなと思ったりします。
そんなこんなで私達は所謂エロ本との出会いを果たしました。
ちなみにそのエロ本は私達の秘密基地に隠して私達が秘密基地を放棄するまで大切に保管されていました。
現代の様に得ようと思って得たアダルトコンテンツではなく、カウンターのように不意打ちに食らったこともあり衝撃は凄まじいものでした。
落雷の如く衝撃を受けた私達はアダルトコンテンツに興味津々でアダルト探しの冒険に至ったわけです。
小学生の頃はアダルトに恥じらいもなく、単純な興味だけで動いていた私達ですが年を重ねて行くにつれて羞恥心を覚え、冒険をしなくなりました。
アダルトを公で語ることはタブーそんな雰囲気に吞まれて私も友人も話題を避けるようになりました。
ですが、今となってはアダルトを語ることは自身の趣味嗜好をより理解し、性生活の充実の為に必要なことなのかもしれないと思います。
もちろん他者が不快に思わない程度を見極めて相互理解の為に性をさらけ出すのは大切です。
何事も節度を保って楽しみましょうね。
当時の出会いによって私の性癖は構築が成されたと言っても過言ではありません。
この話はまた別の機会にでもお話できたらなと思っております。
それでは、
今日も世界がアナタに優しくありますように。
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