無題

君にあげられるものがなくて
連絡するのに戸惑ってしまった
何もないものから生み出すには僕は無能で
どこにでもあるごみ箱ですらその存在意義を証明している
愛と嘘を並べて
僕は今の置かれている場所は愛だと知った
君を想う気持ちが嘘ならば
この気持ちはなんだろうってずっと考えている
空を眺めるにはどんよりで
海を感じるには程遠くて
愛にすら距離はあって

携帯がポツリ灯りがついて
僕を呼んだ気がした
ほんの少しの時間が過ぎて
戻れないと悟った時に君の名前を呼んだ
愛にすらならないこの想いは
恋にすら届かないもので
誰にも言えず、伝えられない。
もどかしくて、声に出して泣いてしまった
逢いたい。が本音
忘れたい。も本音
でも、想われてたい。がきっと一番の本音
忘れられずに今日が過ぎ
昨日を振り返ってしまった
どこに行こうか
そういって
僕は君を指さしてしまう
そこに理由があるとするならば嘘だったと証明する為なのかもしれない

#君にあげる
#存在の証明
#詩にすらならない言葉たち

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