価値観に勝ち負けはないんだってさ
さて、どうして私の人生には
こうも「嫌な上司」が登場するのか
自己紹介からこれ書いてますが
いまだに答えの出ないことのひとつです。
ひとつ考えられることは、私の運のなさ?
ビンゴ大会でも、真っ先に「ビンゴ!」という人になったこともないし
推しのインスタライブでも、私のコメントは目にとまらず、さっさと昇っていってしまう
運がないので
黒ひげ危機一髪では、一本目の短剣で黒ひげが飛び出すし
お年玉年賀はがきはいつも切手シートだし
就職すれば、いつも嫌な上司のもとに配属されるのではないかな
8時間耐久戦を終えての帰り道
そんなことを思って夕陽を見つめたりする日がある。
(ついてないな。私って)
今日はふと、親友が20年前にぽつりといった
「あのね、価値観に勝ち負けはないのよ。」
という言葉を思い出した。
こないだね、と彼女は笑った。
パパ(彼女のご主人)に息子(幼稚園生)を預けていたら、パパったら突然何を思ったか「自転車で国道を北上してみようか!」と息子を乗せて
どこまでいけるかやってみたらしくて
結局途中で断念して、何万円もかけてタクシーで帰ってきたのよ!
そういって彼女は優しく笑っていた。
彼女のご主人は確かB型
彼女はO型
血液型で全てが決まるわけではないが
A型の私には、その時それは笑える話ではなく
たぶん「あんたなにやってんのよ!息子を巻き込んでなんて計画性のないことを!」という話になると思った。
幼稚園時代は専業主婦だ。
それで自転車はどうしたの?
タクシー代の件も気になるところだ。
(今読んでみると、けっこう笑えるけどね)
怒らないの?という私に
「私はこういう時『パパはパパだから』って思うのよ」
と彼女は言った。
そして、納得できない顔の私に
「あのね、価値観に勝ち負けはないのよ」
と教えてくれたのだ。
この言葉はずっと私の胸に残ってはいたが
本当の意味を理解できなかった。
だから私はそれからもずーっと、価値観の違いを認められずに
戦ってきたわけだ。
ここはこうであるべき
あなたはこうするべき
私だけの価値観だけど
間違ってはいないはず
だって
まわりの人はみんな
そうだそうだ
と援護射撃。
結局、8時間何に耐えているのかというと
こういう自分と戦っているのだ。
勝ち負けはない
ってことは、
正解はないってことかな
それならもう
カリカリするだけ無駄よね
明日は彼女を真似て
この人はこの人
そういう感じでやってみようかな
高校からずっと仲良しの
同い年の彼女
私よりずっと大人だったな
今頃どうしているだろうか
あの頃こんなこと言ってたなんて
人生何回目なんだろ