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常に予備校生のような気持ちでありたい

年が明けました。

僕は今年の年明けは地元に帰省はせず、いま住んでいる(&仕事をしている)大阪で一人の部屋で年明けを迎えました。

特に何か変わったことなどなかったけれど、世間は「Happy New Year!」とはしゃいでいるのを横目に、こうしてパソコンと向き合っていたのです。
(けれども、年明けの瞬間を好きな人と(LINEで)話しながら迎えられたのは素直に嬉しかった)


新たな1年の始まりの瞬間で、これ以上なく緊張感が高まる時代というのが、人生にはあります。

受験生、浪人生、就活生。

人生と言う名の節目を迎える彼らは、間違いなく誰よりも心穏やかではない気持ちで、新たな年の始まりを迎えているのだと思うのです。

受験生なんていうのは、特に現役生は年明けのセンター試験を終え、2次試験がある約1ヶ月半(国公立大学の2次試験は2月後半にある)という時間があるわけで、この1ヶ月半でもうひと伸び、ふた伸びするわけです。


僕自身の人生は、実は新年で何かが変わる経験というのは全くと言っていいほどなかった。

高校3年生の時は大学受験自体をすることができなかったし、実際に受験をした浪人生(という名の時代)の時は全くと言っていいほど勉強をしていなかったので、緊張という緊張は一切なく。

それでも、センター試験のあのなんとも言えない緊張感が包み込む雰囲気とか、あとは同級生たちが浪人生として通っている予備校とか、そういう「特別な空気感」というのは感じていて。


特に予備校生時代というのは、高校生でもない、浪人生でもない、言うなればニートというかフリーターというか、社会的に「何者でもない存在」であるということを、浪人生たちはひしひしと感じているわけです。

そして、それが辛いのです。

来年もまた同じ立場だったらどうしよう。
友達だけが合格して、自分だけ取り残されたらどうしよう。
あれだけ頑張ってきたんだから。
でも、もっと頑張ることができたんじゃないか。

そういう不安と、そして期待との狭間で揺れる。

それが予備校生という時代で、そしてたまらなく緊張感がある時代なのです。


大人になると、あの緊張感を忘れてしまうこともあります。

人生と言うのは、オーデイションの連続です。常に挑戦者でありたいと思うのです。

あの緊張感を味わいたくなったら、予備校の自習室に足を運ぼう。

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