【漫画を語らせてくれ】エールをくれる漫画【鉄楽レトラ】

突然ですが、
自分の人生を変えるきっかけになった漫画ってありますか?
私は何冊もあります。

私は特に漫画に影響を受けやすい性格なのか、
今の仕事(システムエンジニア)に進んだきっかけも実は漫画からでした。
自分の進路に悩んだ時や、人間関係に疲れた時、どうしようもない虚無感に襲われた時にも漫画に救われてきました。

今回はそんな数ある人生を変えてくれた漫画の中から
鉄楽レトラ」という作品について語らせてください。


あらすじ

過去のトラウマから他人と関わっても自分の無能さに失望するだけだと、
人と積極的に関わらずに生きてきた主人公の一ノ瀬鉄宇

そんな鉄宇は高校の入学式の日にかつての同級生、藤本宝を見かけます。
そして彼女が、自分が諦めた夢を引き継ぐ形でバスケットボールに打ち込んでおり、自分のことを「自分の人生を変えてくれた素敵な人」だと思っていることを知ります。

そんな藤本の姿を見た鉄宇は、彼女が諦めた夢を引き継ぐため、スペイン舞踊の世界に一歩踏み出す決心をしたのでした。

語りたい

人の人生を変えてしまうほどの人間て、どんな奴だ?

というセリフから始まるこちらの作品。
第一話の時点では高校生の青春作品のような雰囲気ですが、
話が進むにつれ、進路に悩む中学生や、生きる希望を失いかけた老婆など、様々な悩みを抱えた人物達が登場します。

そして、その登場人物達にしっかりとスポットライトが当たるので群像劇が大好きな人にとてもオススメです。
三谷幸喜監督の作品が好きな人は刺さるかもしれません。
あそこまでコメディ調ではありませんが…

そして冒頭のセリフでもそうですが、この作品には
人は誰しも、他人の人生にいい変化を与えている
というメッセージが込められていると思っています。

どんな人でも知らないうちに誰かを助け、誰かを支えているんだよ。
だから、無価値な人間なんていないんだよ。

と言われているようで、仕事で怒られてしまったり、上手くいかないことが続いているようなときにこの漫画を読むと、とても励まされます。
一巻の時点で涙腺崩壊必至です。

落ち込んで自信がなくなっている方にぜひ読んでもらいたい作品です。
巻数も6巻完結と少ない巻数で綺麗に終わる作品となっているので
ぜひ手に取って読んでみてください。

Amazonで確認したところ、中古で17円でした。

手に取りやすい金額な反面、好きな作品がここまで安売りされていると少し複雑な気持ちになりますね。

でも、手に取る人が増えることは良いことだと、自分に言い聞かせることにします。

それでは。

いいなと思ったら応援しよう!