ボトルネックと気配り。
ふと帰り道にほぼ日から出版されている「岩田さん」が読みたくなった。
元HAL研究所の社長であり、任天堂の社長でもあった岩田さんが生前に残されたことばをまとめた本で、僕はずっと前から気になっていた。けど何となく気になっていただけで、今度買えばいいやとか思っていた。
でも、そうだな。
一昨日にYouTuber コアラさんとVTuber リゼさんが糸井重里さんとMOTHERについて対談されているのをみて、感化されたのもあるかもしれない。僕も好きなMOTHERにも関わっていた岩田さんはどんな人物だったんだろうと急に知りたくなった。
それで帰り道、その足で渋谷で何軒か探し回ってようやく手に入れた。
正直まだ冒頭の部分しか見れていないけど、岩田さんはきっと「気配りができて、人に寄り添うことができる人」だったのかなって思った。
もちろんただ寄り添うのではなく。戦略的にというか発生している問題や課題に対して向き合うために、人に寄り添ったのかなと思った。ボトルネックという全体の能力や成果に影響する問題をしっかりと見抜き、徹底的に社員全員に面談をして交流も深め、愛される人になったんだろうなと。
僕はこの本の岩田さんしか知らない。
けれど、この本は岩田さんすごい!とかそういうことを伝えるんじゃなくて、岩田さんはこういう人だったんだよってことを教えてくれて。近くにいたら一度どんな人かお話ししてみたいなと思ってしまうほど、親しみを持ってしまった。
スマブラを開発した桜井さんも「おとなって、こんなに笑うものなのか」って話すようにこの本に出てくる岩田さんは僕の中で常に笑顔でいた気がする。
こんな人から愛される人間になりたいなと思った一日でした。
▼購入するきっかけになったMOTHER対談