あえて中毒に陥ってみた
「はい!どーもこんにちは。本日の企画は”あえて中毒に陥ってみた〜"」👏
(Youtuberの検証動画感満載で始めてみる)
実は学生時代、あえてゲーム依存に陥ってみたことがある。正確にいえば、ゲームの要素を他のものに入れ、依存してみたことがある。
きっかけは、友人に誘われてハーフマラソンに参加を決意してからだ。
現状把握の為、試しに走ってみるも数kmでバテてしまう始末だった。完走をするにあたって、体力と気力をつけなくてはならない。ましてや、タイムを狙うなら尚更だ。
しかし、単に辛いだけの練習は長続きしないことなど、自分が一番理解していた。
「どうにかして楽に習慣化できるアイデアはないか?」
そんな時、幼少期にハマっていたゲームが頭に浮かんだ。
「ゲーム感覚で楽しめればいいのでは!?」
なぜゲームは中毒性があるのか?
まず、どうしてゲームはあんなにも人を熱中させるかを説明する。
大きな要因の一つに、ドーパミンの存在がある。ドーパミンは快楽物質の一つで、脳が興奮状態にある際に大量に分泌される。ゲームやギャンブルは基本的に、脳を強く刺激し興奮状態になるように作られている。そのため、快楽を求めてゲームやギャンブルの泥沼にハマってしまうのだという。
ゲーム要素を抽出し別のものに入れる
ゲームの要素や原則をゲーム以外の物事に応用する。これを"ゲーミフィケーション"というらしい。ゲームに没頭するのも一興だが、どうせならより有用的な事に対して中毒に陥りたい。"楽しいからやる"をゲーム以外にも使えるとかなりありがたい。
こうして僕は、"脳を騙して楽に習慣化しよう!"をテーマにハーフマラソンの練習を始めた。
これから、実際に取り入れたRPGゲームの要素を紹介していく
🏆ボス(ゴール)の設定
習慣化したいことのゴールを決める。マリオで例えるなら、ピーチ姫を助けるためにクッパを倒すといったところだろう。
⇒約21kmを2時間で完走しきる
🐲クエスト(スモールゴール)の設定
ゴールを設定したら、次にサブゴールを設定したい。RPGで、いきなりボスと対戦するものはない。そして恐らく楽しくない。ゴールまでの道筋を細切れにして、それぞれを小さなゴールとして設定する。そうすることで、小さな達成感から進んでいくことができる。
⇒1. 10kmを完走できるようにする
2. 10kmを1時間で完走しきる
3. 15kmを完走できるようにする
4. 15kmを1.5時間で完走しきる
📈経験値
自分の立ち位置や前進感を味わうのに、定量的な指標があった方が良い。ゲームを進めていく上で、経験値やLv., プレイ時間を把握するのは必須だ。
⇒カレンダーで走った日のチェック
走行距離の累積記録
⌛サンクコストの明確化
続けるのをやめたくなる時も来るだろう。そんな時は、いままでどれくらいその習慣化に注ぎ込んだのか振り替えってみる。
👹難易度の最適化
いきなりハードモードで挑戦してもクリアできるわけもない。イージーモードからでもいい、自分にあったレベルから始めてみよう。
👫他のプレイヤーの存在
自分以外にも一緒にプレイできる友人や仲間がいたほうがより数段楽しめるし、辞めづらい。オンライン上の友人と報告しあうもいいと思う。
⇒ルームメイトとハーフマラソンに参加する
一緒にランニングする
💎ご褒美
自分に甘い僕はご褒美があるからモチベーションができる。予め報酬とそれをゲットできるトリガーを決めておく。クエストを達成したらお金やアイテムを貰える。ただ、宝箱に宝石があるとは限らない。
⇒①アップグレード報酬
(達成したいことに関わる事)
新しいシューズ・ウェアの購入
②報酬だけでなく罰も混ぜる
(ギャンブル要素)
ランニングもう一周追加
③ランダム報酬
(ランダムで報酬の内容が決まる)
ルーレットで報酬を決める
✨語れるストーリーを見い出す
習慣化したいことにやりがいを持たせる。「伝説の剣を手にする」という成果においても、簡単に手に入れたものより、強大な敵や困難乗り越えて手にした伝説の剣の方がよっぽど価値あるように感じられる。
→10km以上走ること自体人生初めて。
エントリーを決めてから3カ月間練習した。
一例だがこんなところだ。この方法を使ってランニングの習慣化に成功し、ハーフマラソンでは21.095km完走し、目標としていた2時間を大きく切り自己ベストを更新した。自分でいうのは何だが、かなり頑張れたと思う。
今回はRPGゲームをメインに使ったが、他のジャンルのゲーム要素を入れてみても面白い。この記事を読んだ人には、あえてゲーミフィケーションを使って何かに依存してみて欲しい。