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立春が終わり雨水

【雪散じて水と為る也】
気温が上がってきて、雪や氷が溶けて水となる
草木が芽を出しはじめ
農耕の準備を始める目安にもなっていた(雨水)

和暦は農耕民族である私たちになくてはならない
大事な暦であったのだなとしみじみ思います。

昨今、グルテンフリーという食事法を耳にします。
米飯を主食とする日本人には小麦は向かないと
言われて悪者扱いをされていますが
弥生時代から栽培されていたようです。

日本人には小麦不耐症が7割と言われていますが
大昔から栽培されているのにどういうことなのか?

どうやら
品種改良や栽培方法で本来の成分が変化し
グルテン過敏症の発症原因である
グリアジンが何十倍にも増えたからだと。

品種改良って
より適したものを選んできたもので
人類の発達と共に必要なことだったのかもしれない。
農業の世界でも生きるための収入に繋がる栽培方法は
生活を豊かにしていったのかもしれない。

でも人為的なものって
やっぱり不自然で
いつか歪んでいくような気がする。

太古の時代から栽培されている小麦が
今や敬遠されるものになったのもひとつ。

人間の欲やエゴがもたらす危険性を
疑うことも必要なのかも知れないと思った
【雨水】でした。





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