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【編集長のつぶやき vol.606】 「無観客試合」「無観客相撲」の中継を見て思う、「新たなメディア事業」の可能性。
2020.03.08
こちらのマガジンは、メールマガジン、及びブログ「まちおこし編集長の取材ノート」で約10年に渡り、掲載し続けてきた「編集長のつぶやき」が600号を迎えたのを機に、noteに引っ越したものです。599号までのバックナンバーはコチラをご覧下さい。
ご承知のとおり、いわゆる「新型コロナウイルス問題」の影響で、プロ野球のオープン戦や大相撲が「無観客」の状態で行われています。
一般の観客が1人もいない広~い空間で、ひたすら試合や対戦が行われる。。。
もちろん、テレビ中継が行われるのであれば、会場に居なくても、試合や対戦の模様を観戦することはできますが、無人の観客席が映し出させるたびに、大きな違和感を覚えた人も少なくないでしょう。
まあ、かつてのパリーグの某球団と某球団のオープン戦の外野席なんて、最初からこんなもんだ、という人も居るでしょうけど(笑)。
それはさておき、「無人の観客席」で、あることを思いついた人も多かったのではないでしょうか?
そうです。
「逆中継」です。
観客は、その場に来場している人とは限りません。
テレビや場合によってはインターネット中継やパブリックビューイングなど、会場の外から「観戦」している人だって多いはず。
無人の観客席に大きなスクリーンを設置し、こうした会場の外から「応援している人たち」の映像や声援を「逆中継」することができたら。。。
スカイプやテレビ会議など、様々な双方向メディアが進歩した現在ならば、こうした「逆中継」が不可能とは思えません。
さらに、考え方次第では、「逆中継」に参加する人からは「参加料」を徴収するビジネスモデルだって、ありえなくはないでしょう。
えっ?、外から応援するのにカネ取るの?と言うのであれば、会場に設置する「スクリーン枠」をスポンサー企業などが買い取り、参加者は無料で応援できるようにする、といった方法だって考えられます。
さらにさらに、ビジネスモデル云々ということを抜きにすれば、昨今話題の分身ロボット「OriHime」などを会場に設置し(「OriHime」が観客席に整然と並んでいる姿はギョッとするかも知れませんが)、そもそも会場に出向くことが難しい「観客」を取り込むことだって考えられるでしょう。
いわゆる「新型コロナウィルス問題」は、スポーツを含むエンタメ業界には大きな痛手ですが、この「苦難」をバネに、「新たなメディア事業」が勃興することを願って止みません。
まちおこし・観光・不動産ニュース遊都総研.com 編集長