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ママキャリア 本当の敵は何なのか?

こんばんは。ワーママゆとりカフェオーナーのはるなです。

今夜は2019年8月20日にNewsPicksでやっていた「ママキャリア 本当の敵は何なのか?」の概要をお伝えします。

日本の「働くママの現状」1分解説

働くママの割合は、7割を超えている。ワーキングマザーとしての悩みは病児などなど。

待機児童は減っているが、ベビーシッターの利用率は7%に過ぎない。

ママキャリアの悩み何か?と合わせてその解決先も話していきましょう!!

ゲスト①人目 スーパー専業主婦 佐藤さん

ゲスト②人目 Lib CEO 松本さん

ゲスト③人目 サイバーエージェント 石田さん

ゲスト④人目 産業医 大室さん

以下、発言された方の敬称は省略させていただいています。

ママのキャリア形成を何が阻んでいるのか??

松本:「分断」(当事者定義の狭さ)

ママとそれ以外と分ける分断が良くない。ちょっとしたコツやテクニックでは乗り切れないムリゲー。ママさんで集まって解決策が生まれないのもよくない。自分はこのテーマの最大当事者だと思っている。8歳の時に両親が離婚している。母が働き過ぎて、父は家庭にいて欲しかった。なんで女性だけ自己実現しちゃいけないんだろう?なんで女性だけ仕事をしてはいけないんだろう?と思うようになった。このテーマの当事者の仲間を集めていった方がいい。

石田:3つのズレ(評価・理解・期待)

評価とは、ママから見る自己評価(仕事も育児も頑張ってる)と他己評価(低い)がズレている。

理解とは、仕事の熱量と会社の配慮が交じり合わない。今ちょっと育児が、、というときにたくさん仕事が降ってくる。

期待とは呪いと近いかも。両立すべき、というべき論。見えないプレッシャーに押しつぶされて逃げ出したくなる。

佐藤:社会制度と自分

大学出て2年間、英語の先生をしていた。生徒が2人いて持ってくる子、持ってこない子がいた。お母さんに話を聞いたら同じことを言っていた。お母さんは家の文化だと思った。

ママはいつも悩んでいる。この仕事がなかったら、子どもがもっと育つ、と思う。主婦はこのままでいいのか、と思う。1日24時間しかないから両立はできるわけない。

大室:呪い

灘中から理三に入れるのはアスリート。専業コーチしかできない。べき論は、早く復帰したひとへの悪気ない一言からも生まれる。呪いは男女一緒に解かないといけない。

客席から:孤独
営業職をやっているが、会食のある場には呼ばれない。呼ばれても子どもはどうしているのか、聞かれてしまう。社内の業務以外のコミュニケーションをとる場が少ない。自分で打破しないといけない課題だとは思うが、なかなか抜け出せない。

松本:孤独という意見はすごく多い。女性の転職を5年間やっているが、一番よく聞くキーワードが「もやもや」。その中にべき論、悩みにまで行きついていない。

佐藤:せっかく働いているなら楽しんだらいい。孤独はみんな一緒でしょ。バサッ。

松本:孤独という感情がどこから来ているか、という原因を特定することが大事。

客席から:SNSの呪縛
出産をして、新生児の面倒を見るのはつきっきり。初めてで分からないことだらけだったから、SNSで #新生児 #着替え  と検索していた。出てきた人はきらびやかな離乳食を作っていて、既にフルタイムで働いてた。

佐藤:見てスルーすることができないのか?スルーすればいいじゃん

大室:比べる対象が自分よりちょっと上になって自己嫌悪に陥ってしまう。幸せな国ランキングの高いブータンとかは情報が遮断されている

佐藤:お母さんがニコニコしていないと子どもがかわいそう

石田:インターネットの会社なので24時間365日ネットを見ている。比べないことは大事だと思う。うまく付き合っていくしかない。スルースキル。

客席から:産休ない!!自営業 
1人目の時は自営業だった。陣痛が来ても仕事をしていた。結論としては半年くらいして辞めてしまった。2人目の時はパートで、会社を変わった直後に妊娠したので産休取れなかった。都内では自営業だと保育園に入れない。どうしたらいいんだろう?

佐藤:社会制度の充実。ベビーシッターは値段の問題。自分の収入と同じぐらいだったら考えるが、それ以上は厳しい。

大室:海外には相乗りタクシーのように、相乗りベビーシッターがある。フランスはベビーシッター大国。絶対事故は起きるんだけど、社会にとってどっちがメリットがあるかを考えていかないといけない。

ママキャリアを形成するための解決策は??

佐藤:両立を諦めることはない。子ども生んだ時点で時間を取られるのは当たり前。母親としての覚悟が足りない。本人がどう生きるかという立ち位置が大事。

大室:メンタル不調の方と面談していると、奥さんは旦那さんに言うが、旦那さんは奥さんに言わない。近所の目の気にしてしまう。男性もセットで考えないといけない。

松本:解決策がないのに、解決策を考えてしまうのは呪い。本当にムリゲーなので、今の時代は時代の転換期。「次の世代にこういったものを残さない」というのが大事。

大室:日本は制度よりも空気やブームで物事が変わる。クールビズもそうだった。そういう空気を作れれば10%か15%くらいがかっこいい、と続いていく。

佐藤:お父さんもお母さんも笑顔だったらいい。笑顔じゃないときにやり方を変える。

松本:上手にやっている人は本当に少ない。誰かだけ上手くやっているわけではない。そこを勘違いしないことが大事。

客席からの質問:「空気」を作るためのアドバイスは??

大室:ドラマでも歌でも映画でも「こうなるとかっこいい!!」という価値観を作る。

小坂さんからのキングオブコメント:「敵は社会制度と自分!」「てか、自分」

全体を通して、「自分の人生を人と比べない」「ワーママだけの問題ではない」「男性も含めて多様性を認めることが大事」「子どもはかわいい」「子どもを育てることがかっこいいという空気を作っていこう」といったワードが印象的でした。

ゲストの皆さん課題意識が高く、社会が変わっていってほしいという部分に強く共感します!!簡単に解決できる問題ではないからこそ、解決策の部分はまだ他にあるのかもしれないなぁ。客席からの意見もリアルで面白かったです。

https://twitter.com/newspicksstudio/status/1163435444807319552?s=21

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