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私にとって旅とは

このnoteは、12月9日のゆとり会で話した内容の記録になります。ものすごくプライベートな行先と内容なので、2024年1月1日より有料にさせていただきます。ご了承ください。

このnoteで書いたとおりなんだけど、原稿は用意していないので、もう一度書き直す形になる。言ってることは変わらないと思うけど、ニュアンスが変わってたらそれはごめんね!という気持ちです。笑

あと最初に書いておきたいなと思ったのが、あきやさんがゆとり会のnoteをあげてくれたあとに、◯◯会を開くなら?と、自問自答ガールズ界隈で話題になった。そのときに、思いつかないと呟いてる方を何人もお見かけした。わかる!めっちゃわかる!私もほかの誰かが会を開いて、自分だったら?と考えたときに、絶対に話せることなんかないなあ…と思っていたと思う。旅は候補にあがらない。話すことが思いつかなくて、どんよりした気持ちになっていたと思う。旅というキーワードはあきやさんがくれた。そしてキーワードをくれたので深く考えたら、いろいろ発見があった。旅をしてるあいだに深く考えてたことはなくて、今の私が今までを振り返ったらこんな感じだった、というだけで。案外自分のことは見えないものだから、まわりのひとに聞いてみたらお題が見つかるかもしれないし、ある意味テーマはなんでもよくて、掘り下げ方に“らしさ”がでるのではないかな?と思ってる。




私が旅行というものに興味を持ったのは「ガンジス河でバタフライ」というドラマがきっかけである。2007年、今から16年前に放送されたスペシャルドラマで、なんとなくCMを見て気になって、夜遅くだったので録画をして見たと思う。当時私は高校生。著者のたかのてるこさんが、就活の面接で「ガンジス河でバタフライしました」と言ってしまったのを本当にするためにインドに一人旅をする物語で、長澤まさみがインドを旅して、差別とか文化とかいろんなものに触れ、成長していく物語に、感動して、大学生になったらインドに行こうと思うようになった。

そして、高校3年生のときに、受験勉強にあまりにも疲れていた私はネットサーフィンをしていて、とあるブログを知る。それはコウノユリカさんという大学生が世界一周をしている日記ブログだった。世界一周をしていてブログを書いているひとはたくさんいたんだけど、いわゆる陽気なノリで世界一周サイコウ!みたいな人が多かった。だけど、コウノユリカさんはぜんぜんちがって、美大系の大学生で、ノスタルジックな写真とエモ溢れる文章に引き込まれた。基本的にエモ溢れる文章を書いているのだけど、たまに口が悪くなることもあって、「つーか、世界一周なんてつまんねえから!」と書いてたことがあって、ぐんと引き込まれた。今になって思えば、ずっと一人でいる寂しさ、いろんな環境に慣れなくてはいけない大変さなどいろんな気持ちがあって出た言葉だとわかるのだけど、世界一周に憧れても目の前の受験から逃れられない私には「この人は世界一周できてるのに、なんて贅沢な悩みを言ってるんだろう。ずるい」と思った。
そして、最後帰ってくる前のブログに「覚悟を決めるための世界一周だった」的なことを書いていて、たかのてるこさんのガンジス川でバタフライのことも含めて、私は一人旅をすれば自分が見つかるんだと思ったんだと思う。そして、これを書くまでは、今でもその幻想に取りつかれていたんだと思う。

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