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爪の色が私に教えてくれる
私は毎日同じネイルを塗っている。
土日のどちらかに一度ネイルを落として、簡単にネイルケアをして、もう一度同じ色に塗る。だけど、ある日突然ネイルの色が自分とちぐはぐな感じになった。もうその色は塗れないなあと思い、ネイルを落として素爪になり、新しいネイルを探す。
たぶん、私は少し飽きっぽい。
そんな自分を赦せるようになってきている。
別に今まで塗っていた色を嫌いになったわけではない、気分が少し変わっただけ。
そんな私が今年3色目に選んだのはOSAJIの神殿だ。
04 Shinden〈神殿〉:明るめのカーキにホワイトゴールドをブレンドしたシックなグレイッシュグリーン
説明のとおり、グリーンにもグレーにも見える不思議な色。最初は二度塗りをして色を強く出したんだけど、一度塗りで素爪が透けているくらいのほうが良いと思ったから、一度塗りに変えた。
塗った手を見ながら、手を飾るワークに何を入れるか考える。
最近購入したふたつのものが思い浮かんだ。
ひとつめは、牧野植物園で購入した植物画だ。
なんの植物画を買おうか悩んで、一番絵柄が好きだった「ほていらん」のA4サイズを購入していた。神殿の色合いは植物画とよく合う。
そして、ふたつめは、貝細工のミラーである。(気軽にあげたツイートは今までで一番のリアクションをいただいた😲)
ずーっと貝細工のなにかが欲しくてミラーを手に入れました!かわいくてきれいで、昔の人の手仕事に圧倒されてしまう。にんまり☺️ pic.twitter.com/uHAyfS6RGN
— ゆとり (@yutori__com) June 30, 2023
私がこういう貝細工を知ったのは、世界は欲しいモノにあふれてるのベツレヘムパールの回だった。とてもきれいで、素晴らしい手仕事で、いつか欲しいなと思いながら、いくつかのオンラインショップを見ていた。
だけど、ベツレヘムパールはボタンやブローチになることが多く、ボタンやブローチは自分では扱いきれないだろうという予感がしていた。そんなときに見つけたのがこの貝細工のコンパクトミラーだった。(このミラーはイギリス製とのことで、ベツレヘムパールのように見えるけど、とくに記載がなかったので「貝細工の」と書いています)
ちなみに今回購入したオンラインショップはすごく素敵なものがたくさんあるのでリンクを貼っておく。
そのふたつで手を飾るワークをすると、とてもいい感じだった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111200133/picture_pc_0cb9dc1a71775f08d880bf1ef5c9d6af.jpg?width=1200)
そしてその写真を見ながら、私は自分の今の気持ちに合わせて好きなものを集められているんだなあ、と思えた。そして、今の好きなものと、今までに好きなものは、あまり喧嘩をせず、みんな部屋に馴染んでいる。部屋に馴染むというのは、大きな意味ではみんな方向性が一緒ということで、安心する。言語化は出来ていないけど、私らしさが詰まっているように感じる。
その中で、今は少しナチュラルな自然体なものを好む気持ちなんだな、と私を理解できた気がした。(季節も関係しているように思う)
私は飽きっぽい。一生も永遠も私にとってはあんまりないのかもしれない、と薄々気づいている。その心の移り変わりをマイナスポイントだと思って心の声を無視してきたけれど、心の声に従うと自分の輪郭が見えてくる。
自分がツイートしたものを読んだり、自分の好きなものを集めて気づくことがある。頭の中から一度取り出して、客観的に見て、初めて自分を知る。
そんな気づきを得るためにちょうど良くて、継続的に手を飾るワークをしている。
いま、ふと思ったけれど、こんなふうに季節ごとに制服を見つけられるようになりたいなあ。そんなわけで、今の私はナチュラル風味です。