美術展にて

子供が親の勘を引いて悪さをするように、世の中に漂う悪、闇と呼ばれる存在は、神の勘を引いて悪さを繰り返しているような気がする。

どんな残虐なことを繰り返しても神は現れず叱ってもくれない。

ただ、気づくよう気づくよう見守られている。

悪も闇も神に顔を見せてもらいたいだけなのに、神は現れない。

本当に神が居ないのだと落胆し、悪さを繰り返している。
でも、諦めきれない、諦めたくない。

どこまでもどこまでも、叱ってくれる神を求める。

そんな悪や闇の想いを感じた、美術展。


神からしたら、顔を見せる気はないようだ。
気づきなさい、気づきなさい、とエネルギーは送るけど、見せる気はない。

何故ならそれは、親心。


本当に神が顔を見せたなら、悪も闇も一瞬で消滅してしまうからだ。

そんなことはさせたくない親心。


神からしたら善も悪もどちらもかわいい子なのだから。


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